まずは夏の甲子園。
自分の住む神奈川でも夏の甲子園予選決勝が行われ、延長10回の激闘の末、成瀬・高濱の横浜高校が山室の桐光学園を2-1のサヨナラ勝ちで破り、春夏連続、夏は3年振りの甲子園出場を決めました。
センバツでの惨敗からチーム状態は低迷し、この夏も主力選手の打撃不振が続いて毎試合僅差の辛勝を繰り返してきた横浜ですが、例年に比べて投打ともに小粒と言われ大エースも不在の中、3投手の継投で凌ぐ戦いを経てチーム力が徐々についてきたような印象を受けました。
千葉代表の習志野は甲子園でも優勝候補に挙げられる事と思いますが、横浜には甲子園でも1戦毎に成長してもらって是非とも習志野に挑戦できるような戦いを見せて欲しいと思います!
そして哀しい事とは勿論、伊良部秀輝の死去・・・。
金本、小宮山氏らロッテ、阪神関係者が悼む…伊良部秀輝氏死去
プロ野球のロッテ、阪神や米大リーグのヤンキースなどで投手として活躍、日米通算106勝を挙げた伊良部秀輝(いらぶ・ひでき)さんが、米ロサンゼルス近郊の自宅で死去していたことが28日、分かった。42歳。ロサンゼルス郡保安官事務所当局者が明らかにした。同事務所は自殺とみている。伊良部氏の死去に29日、阪神、ロッテ時代のチームメートら、プロ野球関係者が惜しんだ。
ロッテ・西村徳文監督「残念です。若い時に何回か食事にも行ったけど、気持ちの優しい人間でした。あれだけのピッチャーがいながら、当時はチーム状態が苦しかった。一緒に優勝できれば良かった、という思いが強い」
ロッテ・上川誠二内野守備走塁コーチ「西武の清原との勝負は、後ろで守っていても速かった。癖で球種が(直球と)相手に分かられても、打たれなかった。豪快に見えて、内面は繊細だった」
ロッテ・薮田安彦投手「偉大な先輩だったけど、向こうからアドバイスをしていただいた。先発としての調整法、攻め方のアドバイスをもらった。すごく優しくて、後輩思いの方だった」
ロッテ・小野晋吾投手「見た目とは全然違って、僕らにも優しく接してくださったし、アドバイスももらった。本当に優しい先輩でした。驚いているし、本当に残念」
元ロッテ・黒木知宏氏「残念です。いろいろなことを教えていただいた。僕はまだ、信じていないところもある。プロのすごさ、プロとはこういうところというのを見させていただいた」
元ロッテ・小宮山悟氏「(伊良部氏が)メジャーに行ってから連絡を取ることは少なかったが、電話があるとひたすら野球の話をする男だった。とても繊細なのに、やや誤解されたイメージで伝えられたのは残念」
阪神・桧山進次郎外野手「びっくりした。マスコミを騒がせたけど、根はすごく真面目な野球小僧。野球のことを語ると、時間を忘れて話していた」
元阪神・矢野燿大氏「優勝が思い出だし、伊良部の頑張りがあって優勝できた。体のケアや投球フォームなどすごくこだわりがあって、投手としてすごく繊細だった。その繊細さが悪い方向に出てしまったのかもしれない」
阪神・片岡篤史打撃コーチ「同級生で、高校でもプロでもよく対戦した。同じチームでやってた選手がこんな形になって残念。野球が本当に好きな人だった」
阪神・藤川球児投手「野球に対する思いが強い人だった。縁があって、ファイティングドッグス(独立リーグの高知)に入ったりとか、タイガースでの関係が終わってからの方がつながりが強かった。野球界として残念」
阪神・金本知憲外野手「びっくりしたのと同時に、すごく悲しい気持ちになりました。本当に度胸がよく、頼もしいというか、見かけの大きな体通り、頼れるピッチャーでした」
阪神・久保田智之投手「阪神をいなくなってからも食事をしていた。本当に野球が好きで細かいところまで考えていたし、一生懸命な方だった。野球に対する姿勢を学ばせてもらった」
阪神・久慈照嘉内野守備走塁コーチ「同級生で(2003年の)優勝メンバー。何でこんなことになるんだろう。ショックだし、残念。ものすごく繊細なところがあった。何かあったんだろう」
阪神・沼沢正二球団本部長「2003年のリーグ優勝の功労者。悲しい。繊細な神経の持ち主で真剣に野球に取り組んでいた。ご冥福をお祈りします」
阪神・坂井信也オーナー「びっくりしました。なかなかとっつきにくいけど、話したら優しい印象だった。まだ若い。残念です」
オリックス・岡田彰布監督「結構、話をしたし、野球の話をしたら止まらなかったな。投球フォームとか、こだわりがものすごくあった」
ソフトバンク・小久保裕紀内野手「本気になった時は今まで(対戦した投手の)の中でも一番すごかった。(7回無失点ならば)防御率トップになる時があって、完璧に抑えられた。印象に残っている」
ソフトバンク・秋山幸二監督「残念。いい投手だった。投げるとき、がっと向かってくる感じ。躍動感もあった」
日本ハム・梨田昌孝監督「残念。信じられない。豪快なタイプだと思っていた。くよくよしているところは見たことがなかった」
(2011年7月29日19時59分 スポーツ報知)
現役時代も引退しても醜聞が絶えなかった伊良部。しかしながらその裏ではかなり繊細で優しい人柄だったという話をよく聞きますし、記事の各選手のコメントを見てもその事がよくわかります。
きっとその風貌もあってか、喧嘩を売られやすいと共に、売られた喧嘩は買わずにはいられない、そんな性格だったのではないかと想像しています。
オリオンズ時代はノーコンで頭角を現わすまでに時間を要してしまいましたが、千葉に移転してからの伊良部の剛腕振りは、当時の弱かったマリーンズの中でも我々ファンの胸を躍らせてくれる唯一無二の存在だったではないでしょうか?!
清原和博との真向勝負を忘れることができません!
ヤンキース広報が出したコメントになぞらえて
「ピンストライプを着た選手は永遠にマリーンズファミリーの一員だ!」
という言葉を贈ります!
さよなら伊良部・・・安らかに眠ってください。
登録・抹消情報(7/29)
【登録】1 清田育宏 69 ビル・マーフィー
5月24日のカープ戦で走塁中に肉離れを起こして戦線離脱してから約2ヵ月振りの復帰登板となるビル・マーフィーと共に、期待の若手が1軍の舞台に戻ってきてくれました!
清田は今週に入りファームで3試合に出場して8打数4安打1HR・3打点と格の違いを見せつけ、当ブログでも実際に試合をご覧になったてんとう虫さんから「早く上げるべき」とのコメントを頂いておりました。
ムードメーカーでもある明るい清田の復帰は、必ずやチームに好影響を与えてくれるでしょう!
イーグルスの先発・永井に対し、6月1日のスワローズ戦以来の先発出場となる清田を6番DHで起用(その他のスタメンは昨日と同じ)して臨む3連戦初戦は、小雨の降るQVCマリンで午後6時15分スタート!
相変わらず立ち上がりのコントロールがダメダメな(苦笑)マーフィーは、初回先頭の聖澤に四球を与えると、牽制球をカスティーヨが逸らして(記録はアチャのエラー)無死二塁、内村の送りバントは際どいタイミングとなるも里崎がよく一塁で刺して1死三塁と1点覚悟の場面・・・。
しかし松井稼が3B1Sからサードファウルフライを打ち上げてくれると、山崎武は一転して3球三振にとってピンチ脱出!
ひょっとして去年勝ち星を重ねていた頃のらしいマーフィーが帰ってきたのか?!(笑)
その裏のマリーンズも同じような攻撃で、岡田の四球と伊志嶺の送りバント、永井のワイルドピッチで1死三塁と先制のチャンスを迎えるものの、井口のサードゴロでゴロGOの岡田が本塁憤死となり先制ならず。
マーフィーが2回表も2死一二塁のピンチを切り抜けると、その裏のマリーンズは先頭の今江がセンター左を抜けるツーベースで出塁。しかし復帰初打席となる清田が送りバントを試みる事なく三振に倒れると、里崎と工藤からも快音は聞かれず無得点。
マーフィーは3回表、簡単に2死をとるも、ここからボール先行でファーストストライクを取りに行くところを狙われて松井稼・山崎武・高須に連続長単打を浴びてしまい、あっけなく2点の先制を許してしまう事に。やっぱり去年の良かった頃とはちょっと違いますね・・・

5回表にようやく今日初めての3者凡退に打ち取ったマーフィーですが、この回で100球を越えてしまう苦しい投球内容、一方打線の方は永井に5回まで2安打1四球に抑えられ、0-2と劣勢のまま前半5回を終了。
そして6回表、四球の嶋を一塁に置き、2死から横川と聖澤に連続タイムリーツーベースを浴びたところでマーフィーはKO・・・。
いつものようにジョニーの言葉を借りるならば、統一球の影響で投高打低となりヒット1本を打つのが難しい今シーズンにおいては一つの四球が命取りになるという事で、今のままの制球力の不安定さでは今後のマーフィーも厳しいと言わざるを得ないでしょう。
マーフィーを継いだ中郷・川越・服部のリリーフ陣がしっかり自分の仕事をしてくれたのが唯一の救いとなりましたが(注目した服部は思ったほど左腕を下げておらず、サイドスローと言うよりは昨年同様のスリークォーターといったピッチングフォームだったように思います)、打線は永井の前に5回以降をパーフェクトに抑えられて試合終了・・・

ここ2試合で1点ずつしか取れていない貧打のマリーンズ打線は今日も2安打完封負けを喫し、この情けなさには涙も出てきませんが、今日の永井に関して言えば、キレのある直球とスライダーを軸に、2周りめからはシュート、3周りめからはフォークを多投して目先を変える非の打ちどころのないピッチング(6・7回の伊志嶺・井口・今江・清田が喫した4三振は全てフォークボール)でしたので、復帰戦で3打席連続三振を喫してしまった清田を含め、打てなかったのはある程度致し方なかったのかなとも思います。
なお、8回裏に久し振りの出場となる大松と根元が立て続けに代打で起用されてそのまま守備につきましたが、バッティング内容としては不調そのもので(大松は7/17以来、根元は7/18以来の打席でしたからこれも仕方ないような気はしますが)、明日の俊介と明後日の小野の登録に伴う登録抹消候補はこの二人に高口と南竜介を加えたメンバーになるのではないかと想像しています。
明日のマッチアップは渡辺俊介とヒメネス。初物と外国人と左腕の三重苦かと勘違いしていましたが、ヒメネスって右投げだったんですね・・・

全くその投球を見た事がないので今のマリーンズ打線が太刀打ち出来るのかを計る術はありませんが、先発ローテーション生き残りに賭ける俊介に少しでも多くの援護点をプレゼントしてくれる事を切に願うばかりです。
個人的にも明後日は2週間振りとなるマリン生観戦ですので、弾みをつける意味でも明日は何とか勝って下さい!(苦笑)
マリーンズvsイーグルス9回戦(7/29 QVCマリン、観衆:14876人)
マリーンズ3勝6敗
楽 002 002 000=4 H:9 E:0
ロ 000 000 000=0 H:2 E:1(カスティーヨ)
本塁打:なし
投手:
ロ:●マーフィー2勝2敗(5回2/3・28人119球8安打7三振3四球4自責点) →中郷(1回1/3・4人1安打1三振0失点)→川越(1回3人0安打0失点)→服部(1回3人0安打0失点)
楽:○永井4勝3敗(右)(9回完封)
マリーンズ打撃成績:
1(中)岡田↓.282・3打0安1四球
2(右)伊志嶺↓.286・3打0安1犠打(21)
3(二)井口↓.287・4打0安
4(一)カスティーヨ↓.350・3打1安
5(三)今江↑.265・3打1安
6(指)清田↓.229・3打0安
7(捕)里崎↓.217・3打0安
8(左)工藤↓.296・2打0安→(打左)大松↓.238・1打0安
9(遊)早坂↓.235・2打0安→(打遊)根元↓.308・1打0安
チーム打率:↓.249、3残塁、0併殺打
イーグルス・スタメン:(中)聖澤(二)内村(遊)松井稼(指)山崎武(三)高須(一)ガルシア(捕)嶋(右)牧田(左)横川
vsイーグルス@QVCマリン
7/30(土)の予告先発:M※渡辺俊4勝5敗(中10日)vsEヒメネス0勝3敗(右)(中10日)
以下、先発予想:
7/31(日)M※小野(中10日)vsE田中将(右)(オールスター登板から中6日)
vsファイターズ@札幌ドーム
8/2(火):F※斎藤佑(右)vsM成瀬(中7日)
8/3(水)F吉川(左)(中7日)vsM大谷(中7日)
8/4(木)Fウルフ(右)(中7日)vs※唐川(中10日)or上野(中6日)
※の選手は7月29日現在1軍登録抹消中。
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