岩村明憲のイーグルス入りが決まり、川上憲伸の日本球界復帰も現実味を帯びて来ているようで、パイオニアと言われた野茂英雄がドジャース入りしてから15年、メジャーリーグが近い存在となった分、日本人選手が簡単に海を渡っては帰ってくるという安っぽい時代になってしまったのは少し残念に思います。
そういう意味で、年間最多安打を代表として数々のリーグ記録を塗り替えようとしているスーパースターイチローの存在は一際輝くものがあり、海外FA取得までの残り3年を惜しんで脂がのり切った今こそメジャー挑戦の時だと考える西岡剛の気持ちも理解出来るような気がしています。
さて、残念ながら昨日決定した根本朋久のファイターズ移籍ですが、決まった以上は今更どうこう言っても始まりませんので、ここは投げネモの新天地での活躍を願うと共に、新たにマリーンズの一員となる山本一徳と高口隆行の二人を歓迎したいと思います!
そして今日、こんな話題が入ってきました。
林昌勇 ヤクルト退団確実に ロッテが調査に乗り出す
写真はスポニチより来季の去就が注目されていたヤクルトの守護神・林昌勇(イム・チャンヨン)投手(34)が退団することが14日、確実となった。
3年契約を終えたことで代理人側と球団が残留交渉を重ねてきたが、金銭面で折り合いがつかず。決裂は決定的な状況で、このまま退団するとみられる。
林昌勇は日本球界でのプレーを希望しており、小林宏投手(32)の退団が決定したロッテが本格調査に乗り出す見通しだ。3年間で96セーブをマークし、守護神として君臨した林昌勇がヤクルトを去ることが濃厚となった。関係者は「林昌勇との話し合いは決裂した」と明かした。
林昌勇は来季の去就について「第1希望はヤクルトに残ること」と明言。球団側も守護神の慰留を最優先し、当初は10月末での決着を目指していた。各球団の有力選手が行使を表明しているFA市場にも参戦せず、3年総額12億円の大型契約を提示。しかし、代理人側が3年目の年俸について難色を示したことで交渉が長期化し最近になって決裂したという。関係者によると、林昌勇は今月末に参加予定だった球団行事も欠席する意向だ。
林昌勇は08年に韓国・サムスンから来日し、54試合登板で33セーブを挙げて抑えに定着。09年には韓国代表として第2回WBC準優勝の原動力となり、シーズンでも日本球界史上2位(当時)の160キロをマークするなど活躍した。今季も53試合登板で1勝2敗、自己最多の35セーブ、防御率も自己ベストの1・46。救援陣にはセットアッパーに定着した松岡、急成長の増渕がいるが、小川新監督の下で4位からの巻き返しを狙うヤクルトにとって、絶対的守護神の退団は大きな痛手だ。
日本国内でのプレーを希望する林昌勇に対し、複数球団による争奪戦に発展するのは間違いない。その中で移籍先として有力なのは、日本シリーズを制したロッテだ。今季29セーブを挙げた小林宏が海外FA権を行使してのメジャー挑戦を表明。FA市場では林昌勇以上の実績がある投手はおらず、入団1年目の今季、後半に成績を落とした金泰均にとってもWBCでチームメートだった右腕の加入は心強い。ヤクルト退団が正式に決まった場合、獲得に乗り出すのは確実だ。
(スポニチアネックス 2010年11月15日 10:01)
小林宏之のFA移籍が確定し、明日からは新守護神候補の新外国人投手のテストを行なう事も決まっている状況ですから、抑え投手が今のマリーンズの補強ポイントのひとつである事は確か。
内竜也の来季のクローザー抜擢に期待する向きも大きいようですし、自分もそれには賛成ですが、やはり内が活躍したと言っても「結びの三番」からポストシーズンの僅か20試合足らずで、まだ1年間通して1軍で数字を残した訳ではありませんし、伊藤義弘も含めて緩やかな世代交替に持って行くのがベターではないかとは思います。
160kmに迫る速球を武器にする林昌勇は個人的にも好きな選手で、スワローズとの交流戦では敵ながらその投球にワクワクされたりもしましたし、昨年のWBCで金泰均と共に日本代表に立ち向かってきたのも記憶に新しいところ。
今年6月6日のマリーンズ戦での林昌勇(@神宮球場)


同上、ヒーローインタビューを受ける林そんな林がマリーンズの一員に加わってくれれば勿論応援しますが、問題は記事にもあるように3年で12億以上とされる高額な年俸でしょう。
小林宏之と西岡剛が抜けた場合は、二人の想定される来季年俸を合わせればまかなえる位の数字にはなりそうな気がしますが、果たして今のロッテ球団の緊縮財政の中で林獲得にGOサインが出されるのか?
これは宏之・剛の動向、更には新外国人投手のテストとも連動してくる話題だけに、今後の展開が大変注目されますね!
いつも御愛読頂きありがとう御座います!
我々マリーンズファンを楽しませてくれたマリーンズの長かった2010年公式戦も全て終わり、これからはネタに苦慮するオフシーズンに入りますが、それでも皆さんのクリックの後押しを受けて可能な限り頑張って更新を続けていきたいと思っていますので、何卒ご協力の程、宜しくお願い申し上げます!(^o^)
