RWC2019 閉幕 | 業務連絡

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アジアで初めて開催されたワールドカップは大成功で大会を終えました。
南アフリカが3度目の優勝を飾りましたが、3度の目の優勝に相応しいチームでした。

今回の大会で日本は予選を全勝で通過して初めてのベスト8に進んだわけですが、ラグビー強豪国と言われるティア1に食い込むにはまだ遠いなというのが正直な感想です。

試合が終わればノーサイド。
屈強な男たちがただ1つの目的の為に体を張ってボールを繋ぐ。
一見するとシンプルで古風なこの競技は多くの日本人の琴線に触れ、「にわか」と言われるファンが多く生まれました。
ただ、この「にわか」と呼ばれる人達の心が離れるのは予想以上に速いものです。
この大会で撒いた種を、生かすも殺すも選手や協会の覚悟次第だと思っています。

大会運営に関しては、私は現地で試合を観戦していないので実際のところはわかりませんけど、多くのボランティアが大会を支え、観客もマスコットキッズもアンセムを歌い、「ホームのような気持ちで戦ってほしい」と言う日本人の思いは十分に伝わったのではないでしょうか。

そんな中で、メダルセレモニーでのイングランドの選手の態度にはガッカリ。
素晴らしい大会だったのにそれを最後に冒涜するかのような行為は1ミリも庇う余地はありません。ジャッジに不備はなかった。試合は拮抗していたし、どっちが勝っていてもおかしくなかった内容でしたが、少ないチャンスの中で2トライを取った南アフリカが勝ったのです。
選手には少しでも気持ちよく試合をしてもらおうと支えたボランティア、ファン、運営の人たちに失礼です。




素晴らしい大会の場に平尾誠二さんがいないのは悲しかったし、釜石での試合が復興の力の源の一つになればいいなと思うし、国の代表として戦うことの名誉と誇りを胸に涙を流しながら国歌を歌う選手たちを見ていると卒業式で起立斉唱を拒否する教職員の行為が恥ずかしくもなるし、自然災害とは言え、試合ができなかった国の選手がボランティア活動をしてくれたのも嬉しかったし、地上波放送が少なすぎるとか、いろいろあるけれど、楽しく夢のような1か月でした。