3月11日からもう3ヶ月。
震災の被害よりも、今やメインは福島第一原発。
これだけの国難なのに、東京にいる国会議員に危機感が感じられない。
放射能の心配のない安全な東京にいるからなんだろうけど、何があっても自分達の国会議員としての地位が最優先の人たち。
世界の人達が「日本の政治家はよくやっている」と思わせるどころか、足を引っ張っているとしか思えない言動や行動ばかりではないか。
「東北が作った部品なくして自動車は作れない。
東北が生産した安全で美味しい食品なくして世界の美食は成り立たない。
「東京が日本の中心」と思っていたら大間違いだ。
今回の原発事故は、原発から受ける利権に溺れ、私利私欲のままに「安全」という一番大切なものを二の次にしてきた人達の責任なのは間違いない。
それでも、企業として「安全」をないがしろにして来た東京電力の責任が一番大きいと思う。
これだけ国から手厚くしてもらいながら、非常用電源すら満足に確保できない企業が原発なんて扱うべきじゃない。
夏に向けて「電力が足りません」と言う各電力会社。
まるで、ね?原発は必要でしょう?と言っているとしか思えない。福島の事故は外国の出来事なのか?
多少の不便さはいずれ慣れる。それが当たり前だと思えるようになる。
本当に必要なところにまで電力の送電を減らせとは言わない。経済をまわすために必要な電力は減らすべきではないし、命を守るために必要な場所への電力は優先して確保するべき。
それにしても、義援金がいまだに支給されないことに驚く。
私が思うに、寄付をした人達は3月11日の映像を見て「これは大変だ」と思って募金したわけでしょう?最初に集まった義援金は、避難所にいる人たちへ当面の資金として使って欲しいと思って募金した人がほとんどだと思うんですよ。と言うことは、義援金の配分は、まず生きている人達へが最優先では?
亡くなった人への見舞金などは後からでもいいと思う。
一度にいろんなことをしようとするから、手間も人手も必要になるのではないのでは?
募金をするほうも今は「お金は何につかわれたか」を知りたい人がほとんどだと思うし、我々にはそれを知る権利があると思うわけですよ。
いつまでも溜め込んでいるといらぬ誤解を招くぞ。