いまさら履修不足 | 業務連絡

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私が通っていた高校は比較的のんびりとした雰囲気の高校(要するに進学校ではないって事だ)だったので、今問題になっている“大学受験の為の履修不足”と言うことには無縁だった。

私学だったし女子校だったから、作法とか保育とか、「センター試験?なにそれ?」と言った感じの科目が3年次に週に1時間ずつ組まれていたくらいなのだ。
世界の歴史を覚えるくらいなら襖(ふすま)の開け方の一つでも身に付けろ、赤ん坊の布オムツの縫い方くらい覚えろと言う事なのだろう。
なにせ生徒目標の一つが「良妻賢母」なのだから笑ってしまうよね。


今の制度と私の時の旧学習指導要領とどう違うのかは知らないが、私の記憶が確かなら、私は世界史は学んでいない(と思う)。
試しに高校の時の友達に聞いてみたのだが、皆そんな遠い昔の記憶など覚えていないと言っていた。
だいたい皆が皆「覚えてない」と言うところを見ると、仮にきちんと履修していたとしても記憶に残る程の授業ではなかったのだろう。


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俗に言う「腐ったミカン世代」の反省から、従来の詰め込み式の授業を見直して“ゆとり教育”ってヤツが誕生した。
ゆとり教育の経緯を調べると、第1期改革は1977年(1980年実施)だった。
まさに私の世代である。
でもまだこの辺りは「腐ったミカン世代の末期」と言った感じだ。

第2期は、1989年(1992年実施)
ここらへんから隔週2休~週休2休とシフトされていく。
そして驚いた事に、小学校1.2年の理科社会が統合され、生活科というやつに変わった。
生活科ってなんじゃらほい?
円周率も“おおよそ3”になった。
台形の面積を求める公式は今は無い。
月の満ち欠けもやらないらしい。


ん~~~
なんかさぁ、学校の勉強って受験とは無縁の科目の雑学みたいなものが一番楽しくなかったかな?
小学校の理科なんて実験が多くて好きだったけどなぁ。


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自分が大人になってみると、「あの時もっと勉強しておけば良かった」とか「あの時の疑問を先生に聞いておけばよかった」とか、そんな事が山ほど出てくる。
もちろん自分で調べて学ぶ事は出来るのだが、友達と同じ教科書を開いて「ああでもない」「こうでもない」と言い合えるのは学生のうちだけだ。

頑張れよ。