一両日中にも北朝鮮がテポドンを発射させるのではないかと言われた6月20日。
私はそんな隣国の悪あがきより気になっていたのは、山口県光市の母子殺害事件の最高裁で判決の結果であった。
事件から7年余り。
被害者の夫であり父である本村洋さんが願うように、私も最高裁の自判を願っていた。
しかし結果は、広島高裁への差し戻し。
「死刑が妥当」と述べているのに・・・である。
またしても本村さんの願いは叶う事はなく、まだまだこの長い裁判を続けていかなければならないのだ。
この国の司法は、どこまで被害者やその遺族を苦しめれば気が済むのだろうか。
本村さんには、早く幸せになって欲しいと心から思う。
失った幸せは取り戻せないけれど、本村さんが次に進む為に、生きて行く為に、一刻も早く区切りを付けさせてあげて欲しい。
そうしないと、天国にいる妻と子が本村さんの背中を押す事が出来ないではないか。
そして加害者は、法の下に裁かれて出た結果を甘んじて受け止め、最後の瞬間まで自分の犯した事の重大さを心に刻み、そして死んで欲しいと心の底から願う。