どっかの小学校で、児童の母親が「給食費を払っているんだから給食の時に“いただきます”と言わせるのはおかしい」と言う意見が出たんだそうです。
いや~~、いや~~、いや~~もうビックリですわ。
汚い言葉で言えば、ケツの穴が小さい。
世の末ですわ。
いよいよ日本はダメかもしれませんぜ。
何年か前に小学校の運動会の徒競走で順位を付けるのを止める(つまり全員が1位)と言う話を聞いた事がありますけどね、今回の話はそれを上回るビックリ発言ですわ。
挨拶にお金は関係なと思うんだけどなぁ・・・
例えば、いつも職場のゴミを回収しに来てくれる清掃のおばちゃんに「ありがとうございます」とか「お願いします」と言うのも、社食の食器返却場やレストランのレジで「ごちそうさまでした~」と言うのも、その場を気持ちよく過ごす(又は終わらせる)為の知恵だと思うんだけど・・・
清掃費を払っているんたせからゴミを回収して当たり前?
お金を払っているんだから「いただきます」は言わなくて当たり前?
違うだろう!!
高校生の時に企業の社食で夏の間だけバイトしてた事があるんですが、下っ端のバイトなんでポジションはいつも食器返却場なんです。
食堂の食器返却場ってご存じの方も多いと思いますけど、残飯やら食器や箸やらが水を張ったシンクに
次々と放り込まれる所です。
水と言っても濁っていて底も見えないようなバッチイ水ですよ。
その水が顔にかかろうが目ら入ろうが、バイト私はそこでひたすら米粒のくっついた茶碗やらソースが残っている皿なんかを洗い、すぐ横に控えている“すすぎ”用のシンク放り投げるんです。
そんな過酷(?)な場所でも、たまにお客さんが食器を返す時に一言「ごちそうさま」と言ってくれるとマジで嬉しいんですよ!
別に私が調理したわけじゃなくても、お客さんが「ごちそうさま」と言う一言を私に掛けてくれたと言う事はその料理に関わった全ての人に対しての“言葉”だと高校生の私は思ったんですね。
心だけはいつも豊でいたいと思う今日この頃です。