気持ちよく仕事をする為に働く者がするべき事は、
挨拶をする
時間や締め切りを守る
報連相を徹底する(報告、連絡、相談)
ルールを守る
・・・などなどだと私は思うのですが、もちろん経営者側にもするべき事があると思うのです。
それは、
働きやすい環境を提供する
定時に帰れる環境を作る
それが出来なければ超勤手当をキチンと払う
ではないでしょうか。
誰かが言っていたのですが、お給料と言うものは“我慢料”でもあると。
確かにその通りだなぁと思いました。
7時間30分の勤務時間に対する我慢料なんです。
私の勤める会社は配属先によって違うのですが、基本的には2交代か3交代制(早番・中番・遅番)です。たまに「通し番」と言うのがあって朝から晩までの勤務もあるのですが、その時だけは超勤手当が自動的に付くようになっています。
しかし、なぜか会社にタイムカードが存在しないので、基本的に事前に提出したシフト表を見て総務が「今月は残業は約○時間」と計算しているそうです。←マジかよ
もちろん、シフト表でだいたいの総残業時間の算出できますが、普段時間通りに帰れる事が滅多にないので、結果その分はサービス残業と言う形になります。
それでも私のような正社員は年に2回の賞与もあるし、少しですが定期的に昇給もあります。
しかし正社員でない非正社員と呼ばれる方達はその賞与も定期昇給もないんだそうです。
我が社も不景気で数年間は新卒の採用を控えて来ました。
その分の穴埋めを契約社員やパートと言った非正社員で補って来たのです。
同期(男)がいる部署にはその非正社員がいるそうなのですが、聞くと、社員並に何年も働いているのに昇給無が全く無く、残業をしても手当は一切付かず、もちろん賞与も無し。
残業代が出ない理由も、「基本的に社員以外は残業をしない事になっているから」だそうで・・・。
その同期が言うには、
「そう言う理由だからなるべく定時に帰ってもらうようにしているけど、普段は社員並に働いてもらっているのに、いざ残業になったら社員じゃないから帰っていいよと言うのも何だか嫌なもんだぜ。
本人達も自分達は社員並に働いているというプライドだってあるだろうし、それだから嫌な顔をせずに残業にも参加してくれるんだよな。そう言うふうに気持ちよく働いている人に対して何の見返りも付けな社会は良くないよな。今はそれが当たり前だなんて思うのは会社側の勝手な解釈でさ、会社は強い立場を盾にして文句を言わせないようにしているだけじゃん。それでよく“客様の為に”とか“伝統”とか平気で言えるよなぁ(笑)。オレも前は社員同士で働いていたから何も感じなかったけど、こうやって契約やパートと働くようになったら色々と考えちゃうよ。お互いに気持ちよく仕事できないよな。でも、何だかんだ言ってもオレらはまだまだ恵まれてんだよ・・・。」と。
普段はアホな事ばかり言うヤツですが、今日ばかりは思わず納得しながら聞いてしまったよ。
あんた、以外と真面目な事を考えんのねぇ(笑)
早く嫁さん貰いな。←大きなお世話
さっきも書いたように、給料と言うのは報酬であると同時に我慢料なんだよ。
ボランティアじゃないんだから、働いた分の報酬は例え1円でも払うのが会社の義務だよね。
経営者として最低限の事が出来ないくせに、「お客様の為に一丸となって」とか「業績が」だとか言わないで欲しいよね。
勝ち組だの格差社会だのと言っているけれど、そうやって差を付けているのは実は企業じゃないですかね?
今の時代、働き方は人それぞれでいいと思うのですよ。
ただ、働く上での基本的な権利、「労働基準法」に定められている権利は雇用形態に関わらず守られる事が大前提だと思うのです。
それがあった上での雇用形態の選択は本人の自由だし、それで差が付いたとしてもそれは自己責任だと思えるのですが、今はその権利さえキチンと守られていないから自然と多くの事に差が付くのではないですか?
どう思いますか?