10年前に消息を絶った旅客機が10年経った現在に再び現れる。
決して重苦しいテーマじゃなく、あくまでも軽いタッチで書かれているのがいい。
そういう意味でも小林聡美さんの演技は上手いと思う。
1996年に離島から長崎に向かう為に離陸した小型旅客機402便が突然消息を絶つ。
その飛行機には主人公であるヤスコ(小林聡美)の恋人でパイロットの哲也(山本太郎)と、友人の客室乗務員の亜紀(ともさかりえ)が乗っていた。
結局、原因不明のまま10年の時が経ち、残された家族や友人達はそれぞれの10年を過ごす。
そこへ突如として10年前の姿のまま現れた402便の乗員と乗客達。
こんな事が実際にあったらさぞビックリでしょうな~(笑)
怪奇現象ですよ。
で、亜紀は友との久しぶりの再会の嬉しさと共に、恋に仕事に一生懸命だったヤスコがただ淡々と生きている姿を見て愕然とするわけです。

「女を捨てるんじゃねーよ!」「もっと心に汗をかけよ!」と泣いて訴える亜紀。
402便に乗っていた亜紀にとってみたら失踪までのほんの数分の事でも、ヤスコにとっては10年の歳月が流れているわけですよ。
いくら亜紀が泣きながら諭してもヤスコにとっては10年前の自分と違って当たり前なんですよね。
そこでヤスコがこう言うんです。
「18歳から28歳までの10年と、28歳から38歳までの10年は違うの」と。
この台詞に私も含めて思わず頷いてしまった人も多いのではないでしょうか(笑)
最初の10年は攻めの10年で怖い物はないけど、後の10年は守りの10年なんだよね。
う~~!!わかるわぁ~~~!!!!
そんなヤスコの元恋人である402便のパイロットの哲也の元に謎の手紙が届く。

そこには「残された時間は、あと9日」と言う謎の言葉。

どうなるんでしょうか?
もしかしたら、私の中で今シーズンのドラマで一番のヒットかもしれません。