春の雪 | 業務連絡

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本日公開の「春の雪」を見て来ました。
期待していたのですが、微妙に物足りないのはなぜ?!


ストーリー
侯爵家の子息、松枝清顕(妻夫木聡)と伯爵家の令嬢である綾倉聡子(竹内結子)は幼なじみの仲だったが、聡子はいつしか清顕に想いを寄せるようになっていた。しかし、不器用な清顕はその愛情表現に対してうまく応えることが出来なかった。 ~Yahoo!ムービーより~


映画館の窓口でチケットを買う時に、危うく「四月の雪を一枚!」と言いそうになってしまいました。
危ない危ない(笑)

さて感想ですが、まずは映像。
んも~!映像がキレイ!!
撮影を担当したリー・ピンビン氏のカメラワークはとにかくロクンチック。
華やかな貴族達の生活ぶりや日本の自然美、そして竹内結子と言う女優をどこまでも美しく撮ってます。音楽も良いと思ったら、エンディングで岩代太郎さんと知って妙に納得。

で、次に全体的な感想をば・・・・

ん~~、ちょっと微妙(苦笑)
なんて言うか、テーマは“禁断の恋”なんでしょう?
聡子が手の届かぬ所へ行ってしまうと知った清顕が、本能の赴くままに聡子を求め、ついに一線を越えてお互いを激しく求め合うと言う話でしょう?
ある意味そのシーンがこの作品の醍醐味であるのにも関わらず、微妙に物足りなく感じるのは私だけですかねぇ?
確かに見た目はキレイですよ。
でも、それだけ(笑)
こんな中途半端なシーンが何度もあるが為に、この二人の共演が何かのテレビドラマの延長みたいに見えてしまった。

ま、こう言うシーンって結局は女優さん次第なんだなぁ~と思う。
演じる女優がどこまで思い切っ切れるか・・・なんだよねぇ。
リー・ピンビン氏の腕ならそんなシーンでも決して嫌らしくならずに素敵に撮ってくれるはずだし、例えR指定が付いたとしても作品としては良かったと思うよ。
もしかしたらこの映画で竹内結子と言う女優は良い意味で変身出来る良いチャンスだったのに、これではいつまでたっても清純派女優のままだよ。
作品や脇を固める俳優陣が豪華だっただけに、ああもったいない(笑)


・・・あ、あと、エンディングの宇多田ヒカルの歌もダメだったなぁ。
だって、あの映画にあの歌は合ってませんがな!
せっかく本編の余韻に浸りながらラストを迎えてるのに、「BeMyアアアア~♪」(泣)
私的には「蝉しぐれ」の時のようにイメージソングの扱いで良かったと思うんですけど?
韓国映画の「ブラザーフット」も日本公開だけBoaの歌がラストに流れたそうですけど、DVDを見ると
Boaの歌なんて少しも流れてなくて、代わりに流れているのは感動的なラストの余韻を引き立てる良いサントラなんだよ。
エンディングロールも大事な作品の一部なんだからさ、もうちっと考えてよね!!