私と5月病 | 業務連絡

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日々の出来事、思うこと、ドラマや映画の感想などを書いてます。

私と五月病。
会社の中を我が者顔で闊歩する私にも、五月病にかかった事がある。
信じられないでしょうが・・・

そう、あれは新入社員の時。私がまだ可憐で清楚な18才の時。←自分で言うか?

最初の配属先はちょっと特殊な店鋪で、そんな店鋪に配属されたのは同期の中で私一人。
そこの上司がとんでもなく厳しい人だなんて知らないまま、私は働く事になったわけです。

その人は当時で30代前半。まだ血の気の多い若造で熱血感。
目が大きくて、ギョロギョロしてて、小太りで笑顔は可愛いんだけれど、声がデカイ。
そしてとにかく怒鳴る。どこでも構わず怒鳴る。声がデカイくて目立つから太刀が悪い。

「バカ」「アホ」は単なるご挨拶。
その後には必ず「この役立たず」「給料泥棒」「お前なんか必要ない」「辞めてしまえ」と続く。

腕を掴んでズルズルと引きずられ、「バカヤロー」と倉庫から放り出された事もある。
まだ華奢な体格だった私は「あ~れ~」とそのまま地面に倒れたんだっけ(遠い目)。

私が怒鳴られるのを見兼ねた取り引き先の人が「まあまあ」と止めに入ってくれた事もあったわ。


化粧の仕方が悪い。
笑い方が気持ち悪い。
存在感が無い。

今の私だったら、「はいはい。その通りでございますよ~だ!」と気にもしないのだが、さっきも言ったように当時の私は汚れのないピュアな18才の乙女。
言われた事の全てをスポンジのようにズズ~ッと吸収してしまうんですねぇ。自爆ですよ。

1日10時間、休む暇もなく働いて、休みなんて月に4日だよ(規定では8日間)。
おまけに閉店後は夜11時までお決まりの説教タイム。

あんた、深夜11時っすよ?ありえんだろう普通??


今考えればDVに近いような日々を受け続けた私は、5月を待たずに「5月病」になったわけですわ。
辞表も書きましたよ。
今でも同期の中でトップバッターだったと自負しております。

5月病の主な症状です。

食欲減退・・・無理に食べてトイレで吐いていた感じ
不眠・・・・・朝が来るのが恐いのよね
疲労・・・・・これは無かったなぁ~。やっぱり若かったのね~(笑)
対人恐怖・・・周囲に対して無理な作り笑いをしていた。他人から見た自分の評価が恐かったのね。
鬱・・・・・・朝、従業員通用口の看板を見る度に吐き気がしていたわ
       分けもなく涙が出て、トイレでこっそり泣いていたわ
       自分の不甲斐なさを追い詰めていたわ
 
誰にも相談出来ず、相談する人もいない職場環境。これって異常ですよねぇ。      
ね、ね。ものすごいストレスとの戦いの日々だったのよ~~~!!!

今考えれば、特殊な店鋪を任せられたと言うプライドが彼の自信を増築させたんだと思うのよ。
だって今はその時の面影もないくらい温厚な人なのだから(奴も成長したのね)。


みなさん。
世の中にこんな“平成版おしん”のような経験をした奴もいるんだから、5月病になんかには負けちゃダメよ~ん。ストレスは発散しましょうね。溜ても何の得にもなりませんから。
嫌な奴には心の中で「こいつバッカじゃね~」と軽く笑い飛ばしてやりましょう。


そんな5月病を無事に乗り越え、今の図太い神経を持った私があるわけですよ。ホホホ



ま、その後には「3年目の憂鬱」と言う新しい病が待っている私なんですが、それはまた今度。