おれは、どこに向かっているんだ…?
冬なのに蜃気楼すら見える
ここどこ…???
初めてじゃないのに
始めてに感じる
なにこれ…
うっ…イライラしすぎて、吐き気がした
許さないっ…
絶対に…
俺は…!!!
新宿駅…許せない…!!!!
ー遡ること3時間前ー
今日は午前中外出
11:00には仕事が終わるので、
2時間ほど空き時間が出来た。
溜まっている仕事もこなしたので
今日はそこまで忙しくない
会議の14:00までに戻れば良い。
両国を過ぎたあたりで、
あーー、のこったのこったのこった!
俺はどっこいどっこい、新宿にむかった。
どすこい、わっしょい。
あるものを買いに…
ーさらに、12時間前ー
クリスマスプレゼントは何がほしいんだい?
嫁「んーーー、クシ…かな?」
クシ…クシか
おれはクシの知識がない。
くしくもな!
後輩「それは、あれですね。〇〇(ブランド名)のクシがいいですよ」
俺「へー!」
後輩「女の子はもらったら、これ喜びますよ。私ももらったら嬉しいです。これ、はい。(業務的返答)」
ポワンポワン(回想終了)
ー現在に戻るー
「なるほどね。」
新宿
また来ちまったぜ
コンクリートジャンゴー新宿
はぁぁ、だってさ
いくら迷う駅って言ってもさ
もう35歳だよ?
35歳がさ、新宿で迷うことある?
もうね、すごい。
まず、着かないの。思った出口に。
東口にいきたいのに、
気づいたら南口
東ってこっちだよな!
ないんだよこれ!!!
東口!!!
看板の「⇒東口」逆にして「⇐東口」とかしてるやついない?
なんなのこれ…
何分かかってんだよ、逆サイドの出口にいくのに!!!!
Y軸がすごいのもう
上に下に
何段登って降りたかわかんないよ!
ナニコレぇ…
ダイクロフトですか?
数十分後
はぁ、はぁ、ついたぞ…
→結果…
ルミネESTでした〜wwwww
え?え〜!!!
違うのぉ〜!!??
説明しよう!
新宿はルミネスト
ルミネ1
ルミネ2
3つのルミネングギドラ状態なのである。
しかし僕が行きたいルミネは
もう一つの「ルミネ新宿」である。
なぜならそうショップの住所に書いてあるからだ
しかし、ない。
ルミネ新宿。
全然ない。
ルミネ新宿はもともと一つで
途中でルミネ1になったんだと思った。
35歳児「この道が迷ってすごい2023」
もう20分は彷徨っただろうか
ルミネ1についた
が、だめ…!
求めていたショップの住所は「ルミネ新宿15F」だったが
8階までしかなかった
えーーー!なんで!?
なんでここじゃないの!?
もしかしてルミネストがルミネ新宿のこと…か…!?
な、な、な、
血が逆流
どっと、疲れが重くのしかかる
あまりにもかけた時間と労力が惜しく感じてきた。
また、おれは戻るのか…?
この道を…
ぞぞっ・・・
できない…とてもじゃないが…引き返すのはもう無理…!
利根川ァァ!切れ…!電流を…!
35才児は途方に暮れていた
仕方なく近くの外国人御用達の案内コーナーに身を寄せた
前の外国人が、「オーホー!ホリーシッ」つって納得お得で道案内を受けていた。
外国の方ですら分かるんだ…
簡単だよ、僕のルミネなんか
僕「あの、ルミネ新宿はどこですか?」
駅員「?ルミネ?ドコイク?」
なるほど、外国の方が聞く案内だ。
駅員も外国の方だった
本当は日本を案内するのは僕のほうがやりたかったこと…やるべきこと
僕「あの、ルミネ新宿に…」
駅員「ルミネ…?」
バン!地図を叩きつける
僕「あ、はい…ルミネの新宿に」
駅員「どれ?ルミネ1?ルミネ2?ルミネスト?」
ドンドンドン!それぞれのルミネを机に穴が開くくらいの力で指さす
カウボーイとかの映画で、ヘッヘッヘ。つってナイフをパーにした手の指の間をナイフで刺してくみたいな感じで
いやごめん全然違うわ。
駅員「ドレ!?」
おいおい俺は日本人だぜ?
そんな困った顔すんなよ。
日本人だからって海外の方よりわかんないことだって
僕「どれがルミネ新宿ですか…?」
駅員「??」
僕「??」
あの、だから!
ルミネ新宿!!!
ルミネ1は15階がねぇんだよ!!!
携帯を取り出す僕
今から僕、慣れないけどクリスマスプレゼント買いに行きます!って感じで恥ずかしかったけど
僕「ここにいきたいです…。」
と指をさしたとき
電流走る…!
アッ…!!!
これ…
一見…15だが…
良く見たらハッキリ見える…
でも、たしかにわからないかも・・!
向こう岸から(ただの携帯越し)では、遠くて見えないし
新宿駅からだと、迷っててそれどころじゃない
これが絶妙…
・・・・
いやこれ、ルミネ1 5Fだわ普通に
僕「ありがとうございました。大丈夫です。」
すぅー・・・・・
とても爽やかな気分だった―――。
「んーーー」
伸びをする。
何か重いものが取れた気がする。
天気も晴れてきて、温かい光が歩道を照らす。
チラっと見えた時計の針はもう14:00を超えていた気がする
「終わったわ。」
怒られよう!
その経験がいつか大きな財産になる。
どこか男の顔には狩人のような凛々しささえ感じられた。
糸冬


