4月21日からの札幌出張、21日の手術がキャンセルされた。当日朝一のフライトを取ってあったので一日車を借りて、昨年10月に工事中で入れなかった神威岬に行って、岬の突端から神威岩を見に行くことにした。
天気は良かったので、新千歳空港からのドライブは気持ち良かった。道央道から札樽道に乗り、余市で一般道に。海沿いから、また峠を越えて岬の見える海岸に出た。今日は行き着けるかな!
間もなく前回閉じられていた岬の入り口に着いた。今日は開いていた。間もなく駐車場に着いたが強風だ。岬の先端まで30分くらい歩くので、財布を取り出していたら、突風に煽られて5000円札が飛んでいく。追いつけそうで追いつけず、草むらの空に消えて行った。
岬方向に少し進むと道が閉じられて「強風のため、通行止め」の札がかかっていた。また今回も先端までいけなかった神威岬だった。少し右手に登って行くと岬の灯台と神威岩が見えるスポットがあった。
海はエメラルドブルーに澄んで美しく、神威岩は神々しい。強風で手ブレした写真ばかりだろうと諦めながら撮った写真は全て問題なく撮れていた。Iphone13のカメラは優秀だ。
2時間半かけてたどり着いた岬に名残を残して札幌に向かったが、空腹に勝てず、「生ウニ」の流しに誘われて漁師宿の食堂に入った。今年は赤潮の影響で雲丹は品薄、高価と聞いていたのでメニューを見ると雲丹丼の文字はない。マグロ丼ウニ増量などはあるのだが。カウンター越しに大将に聞いてみた。「雲丹だけのどんぶりはありますか?」と訊くと「今日の時価は?」と奥に訊いている。「ロクキュッパだけど!」「じゃあそれで!」と雲丹丼にありついた。利尻産の雲丹だった。
美味かった。世間話をしていると宿泊の案内書と名刺をくれた。満足して札幌に向かう。
5時前に常宿の京王プラザホテルに着いて、この日のスペイン語のZoom classの準備をして、夕食の予約を8時に入れておいた。この4月からスペイン語のクラスがオンラインになったので出張先からでも出席できる。Muy bien!
食事は締めのラーメンサラダが新鮮だった。
翌日は「フェルメールとオランダ絵画展」の初日だったので近代美術館に行ってみると予想したほど混んでいなかった。これだから札幌は好きなんだ。午後からはロボット支援膀胱全摘後の小腸瘤に対する膣閉鎖術後再発症例に対する経腟メッシュ手術による修復、第一東和会病院では2例の経験があるが、膣壁が殆ど残っていないので非常に難しかった。この手術ともう一例TVM手術を成功裡に終えて、夜は料理屋botanで情報交換、藤井先生には解剖セミナーの開催を重ねてお願いした。
翌日は帰阪するまで、時間があったので新千歳空港で一風呂浴びて、映画を観た
4月から、ANAのマイレージクラブのダイアモンドステータスになったのでスイートラウンジが使えるようになった。ここではおにぎりとパンとスープが出る。来年度更新できないと思うが、今年は楽しめそうだ。
夕日を眺めながら帰阪した。
一人旅は考える時間が持てるので、時にはいいもんだ。