今さらですが、バックストリートボーイズ(Backsteet Boys)を知っている人は多いと思います。
彼らの曲は、アップテンポやハイファイ調の曲がヒットしたことが多いのですが、他の曲はほとんどピアノの発表会の眠い曲のようなバラードばかりです。
ヒットしたのは、ひとえにエイス・オブ・ベイス(Ace Of Base)をプロデュースしてポップスの成功に導いたデニス・ポップ、マックス・マーティンというスウェーデンのプロデューサー勢の功績です。
90年代後半のアメリカのポップスシーンはアメリカ本国で売る前に他国で試し売り。ドイツ→イギリス→日本→アメリカ。だから、日本でも「先行発売」が多かったです。その先駆けがバックストリートボーイズ。
最初のアルバムでは見向きもされなかったはずですが、最初のアルバムから、4枚目のアルバムまで必ず1曲、ハイファイ調の曲を収録してヒットさせるお約束のマックス・マーティンプロデュースマジックが世界をメロメロにしたのです。
最初のアルバム『Backstreet Boys』のハイファイ調の曲
「Quit Playing games (With My Heart)(僕の心でゲームしないで)」
2枚目のアルバム『Backsteet's Back』のハイファイ調の曲
「As Long As You Love Me(君が僕を愛する限り)」
3枚目のアルバム『Millenium』のハイファイ調の曲
「I Want It That Way(そうしたいんだ(君といっしょにいたいんだ))」
4枚目のアルバム『Black & Blue』のハイファイ調の曲
「Shape Of My Heart(僕の心の形)」
その後、第1弾ベストアルバムが発売されます。
その中ではハイファイ調の曲からマックス・マーティンが脱皮した感じで、
美しい壮大なバラードを作れるマックス・マーティンプロデュースを見せます。
それが「Drowning(君に愛におぼれてしまってる)」
しかし、彼らの曲でアップテンポなものも実はまあまあの数あって、のりがいい。
それがマックス・マーティンプロデュースの実力。
元バンドマンでデニス・ポップの弟子なので、リズミカルです。
↑こちらはシャナイア・トウェインのプロデューサー兼(元)夫のプロデュース
↑このプロデューサーはたぶんマックス・マーティンではないかも
ここからはマックス・マーティン以外のプロデューサーがいろいろ混じってきます。
ここまでアップテンポをご紹介しましたが、彼らの珠玉のバラードの一部も良いのでご紹介です。
↑これは亡くなったデニス・ポップを追悼する曲でマックス・マーティンプロデュース
↑マックス・マーティンプロデュース(リズムの取り方や曲の展開の仕方がハイファイ調の曲と同じ)
↑彼らのお母さんに対しての感謝の曲。
データ容量が足りないのでYouTubeリンクはここまで。
アップテンポからはじめて(Everybodyは入ってないです)、ハイファイ調の曲へ、ここにはないバラードも入ってるゾーンへ移るSpotifyのプレイリストを作っているので、そちらが良い方はこちら
では、また他のアーティストをご紹介しましょう。