盗聴器と同様に、盗撮カメラも秋葉原などの電気街で売られています。すぐそれとわかる監視カメラだけでなく、消しゴム大やたばこの箱大の一枚撮りのカメラから、置物や時計、バッグなどに仕込まれたビデオカメラまで、じつにさまざまです。現代では技術が格段に向上しており、小さなカメラは機種によっては1ミリの隙間からでも撮影が可能です。盗撮で怖いのは、撮られた映像が当人の知らないうちに裏ビデオ業界などに出回ってしまうことです。インターネットにもすでに「のぞきマニア」のサイトは多く存在し、ふつうの女の子が生活する様子をビデオで盗撮したものがリアルタイムで公開されています。盗撮した映像を電波で飛ばして、近くで受信することもできるのです。おそらくその大半は”やらせ”でしょうか、マニアたちにひじょうに人気のあるサイトです。街中での盗撮はかなり出回っており、公衆トイレや居酒屋などに隠しカメラを取り付けてそれを受信したり、録画したりして楽しむマニアが実際にいます。駅や公園のトイレは男女別ですから、男性のマニアが女子トイレに盗撮カメラを仕掛けるのは困難ですが、居酒屋やレストレンだと、男女別ではないところが多く、いとも簡単に盗撮カメラが取り付けられてしまうのです。
■女性の一人暮らしをカモフラージュする
盗聴、盗撮、ゴミや郵便物あさりなどの「のぞき」行為の被害者となるのは、圧倒的に女性です。特に、一人暮らしの女性というのはターゲットになりやすいようです。女性というだけで強盗や強姦、痴漢の対象になりやすい側面があるのは否めません。社会からそういう卑劣な人間がなくならないかぎり、ここに女性が一人で住んでいますよと不特定多数の人に知らせてしまう不用意な行為は避けたほうが賢明です。「物干しに男物のパンツを干す」のは、昔からよくいわれてきた女性の一人暮らしのカモフラージュ法です。さすがに今の時代、これを実行する人はいないでしょうが、その発想は使えます。たとえば、「玄関前に男物の傘を置いておく」「男物の靴を置く」といった方法があります。最近はユニセックスのデザインの衣類品や日用品が増えていますから、わざわざカモフラージュ用に買わなくても、ふだん使っているものがカモフラージュにつながっているというケースもあるかもしれません。表札に男の名前を入れるという手もあります。男の名前といっても、見ず知らずの名前では気持ちが悪いし、付き合っている男性の名前では友人や家族の誤解を招いてしまいますから、父親や兄弟の名前と自分の名前を並べておくのもいいでしょう。
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