主人が病院に駆け付けた、その日。
私はまだインフルエンザで、ぐったり寝てました。
けれど、お昼、夜、さらに深夜4時頃。
主人から、ラインを使ったテレビ電話が掛かりました。画面の向こうでは、涙の息子…。

「ママ、いつ来るの?」
「あと2回寝たら行けるよ」
「今来てほしい…」

そんな遣り取りを、何度も繰り返しました。
お母さんも、すぐ行きたいよ。
お父さんに抱っこしてもらおうね。
そう言って宥めて、…あとは主人に頑張って貰いました。
夜中は2時間置きに起きて、ママ、と愚図ったそうです。

普段は私よりも寧ろお父さんっ子で、じいちゃんばあちゃんがいれば、ママバイバーイとけろっとしてる息子。
ママ命の姿なんて、産まれて3年9ヶ月、見たこと有りませんでした。
それだけ、気持ちが不安定なんだな…と、とても胸が痛み、涙が出ました。
目を瞑ると、泣いている息子の姿が浮かび、中々寝られなかったです。

それでも2日目にはだいぶ元気を取り戻し、アンパンマンごっこや、レゴなどで楽しんでいたようです。
テレビ電話でも、前日とは違って、おふざけの元気な姿。早々と調子を取り戻していて、ホッとしました。
だけど、部屋に1人になるのをひどく嫌がるようになり、「ご飯食べて来るね」と、部屋を出ようとすると、以前は頷いてくれたのに、試練後からはダメと…。
まぁ、気持ちは判るけど。
主人は凄く大変だったと思います。お疲れ様。
でも、息子が安心して笑えるようになって、本当に良かった!