つぶれかけの弊社の直属悪玉菌上司の母上(80代後半)が、オレオレ詐欺に引っかかりかけた。
その手口とは、前日の昼間、家におばあさんしかいない時間帯を狙って「風邪を引いた」と、ごほごほ咳をしながら孫と思しき悪玉菌上司の長男から電話が入った。長男は実家を出て働いているので、この時点でおばあさんは、「○○か?大丈夫か?」と孫の名前を呼びかける。すると相手は、「そう○○だよ、大丈夫だよ」と言って電話を切った。
さて翌日、今度はまだ風邪を引いた状態の長男○○君から昼間のおばあさんしかいない時間帯に入電。今度の内容は、
「友だちの証券マンにだまされて大損をした。不正行為があったため刑事事件になるかもしれない。すぐにお金がいるが、今回は自分でなんとかできそうだ」
と言う。しかしおばあさんは、「刑事事件」や「新聞に載るかもしれない」など、びっくりするような話しを聞かされてうろたえてしまい、「お金なら出すから」と言ってしまった。ここで孫長男を名乗る○○君は、
「手元にいくらかあるので、残りはどこかで借金をして返すから大丈夫」
と言って電話を切った。うろたえきったおばあさんは、自分の息子、つまりわたしの直属悪玉菌上司に急いで電話をしてきて、事の次第を語った。
「それ絶対オレオレ詐欺だろ!」悪玉菌の第一声はそれであったが、一応、事実関係を確認するため、長男の携帯に電話。しかし平日の昼間である。普通の社会人ならば仕事中に個人的な携帯電話に応答はできない。長男と連絡がつかないまま、再びおばあさんしかいない家に、長男を名乗る○○君から入電。
「やっぱりどうしても百万円足りない。貸してほしい」
はい、決定!オレオレ詐欺!!!しかしうろたえたおばあさんは、「あの声は絶対に○○の声だった。百万円ないとあの子が大変なことになる」と悪玉菌上司に再び電話してきた。悪玉菌上司は、とにかく長男と直接連絡がつくまでは待てとおばあさんを悟し、これがオレオレ詐欺であることを一生懸命説明した。
夕方近く、ホンモノの長男から悪玉菌上司の携帯に入電。そんな電話かけてないし、風邪も引いていないとのこと。決定的になったオレオレ詐欺の電話に、騙されたふりをして相手を捕まえてやろうと悪玉菌上司は意気込んでいたが、その後、お金のやり取りに関する入電が途絶え、オレオレ詐欺は失敗に終わった。
おばあさんしかいない昼間を狙って入電してくる当たり電話。しかし、その後その家にしっかりした家主がいることがわかるとオレオレ詐欺の成功率はぐんと低くなる。今回は、おばあさんがすぐに息子の悪玉菌上司に連絡を入れたため、詐欺であろうと判断ができた。(それでもおばあさんは上記の通り、声はちゃんと○○やったとうろたえ続けていたらしい)
しかし、これが本当におばあさんしかいない家だとしたら、今回この悪玉菌上司の母上は孫になりすました○○君に百万円を騙し取られていたに違いない。
今回は割りとスタンダードなオレオレ詐欺のような気がするが、詐欺の手口もあの手この手と巧妙になってきていると聞く。最近「オレオレ詐欺を防ぐのは、俺」と言うCMにもある通り、老人しか住んでいない実家がある方は、こまめに連絡を入れ、近況や合言葉を話し合っておくのがよいのではないだろうか。
我が家も昼間は両親(と言ってもまだ60代なので大丈夫かなとは思うが何があるかわからない)しかいないので、実家を出て遠くに嫁いでいる姉からお金がいると電話が入れば、ほいほい渡してしまうかもしれない。そのため、ほぼ毎日のように連絡を取り合ってはいるが、巧妙な手口にいつ騙されるかもわからないので、用心するよう家族で話し合った。
皆さんも、どうかお気をつけください。
それではここで、うり子のにゃんにゃん詐欺を見てみましょう。
おやつまだ食べてないにゃん!