わたしの同級生に、いま生活保護を受けているひとがいる。
小中学と同じ学校であったが、とくに友だちだったわけではない。しかし、彼女の家はご両親も弟さんもおられ、立派な一戸建ての家に住んでいたので、けして生活保護を受けなければいけないような家庭には見えない。
小中学のころ、彼女は少し他の生徒と違っていたため、いじめの対象になることがあった。小学生にありがちな、汚いからえんがちょとかそう言う類である。
実際彼女はいつも髪がぼさぼさで、制服もよれよれであったし、中に着ているブラウスの襟が反対に折りかえっていても平気な様子であった。今思えば、それは完全に親の怠慢だったのではないだろうか。放任と言う名の放置である。
わたしが小学生のころでも、やはり身だしなみと言うのは母に言われて気づいたりしたものだった。襟がまがっている、服が裏表になっている、帽子が逆。そう言うことに自分で気を向けられるようになるには、まだまだ子供すぎたのではないだろうか。むしろ親がそう言うことを教えていくべきであると思っている。
さて、そんな彼女がなぜ生活保護を受けるに至ったか、知人から聞く機会があった。
わたしは家庭環境のせいだと思っているが、彼女は少し何をするにも他のひとより遅く、上手くできなかった。けして知的障害があるわけではないのだが、親がそのように育ててしまったのだ。
私立の高校もちゃんと卒業し、地元の有名菓子製造工場に就職もしたので、立派に働けるし自立したければできるスキルを持っていたはずである。
それがあるとき、その工場を無断でやめた。
理由は、同じ製造ラインに入っているおばちゃんたちにいじめられたからだと言う。おばちゃんたちは、彼女の仕事が遅いゆえに指導したのかもしれないが、彼女はそれをいじめととり、堪えられなくなった。
それ以降、職を転々としたがどこも長く続かず、もともと悪かった耳の調子が悪化したことを期に完全にニートになってしまったらしい。
ところが両親は自分の子供はどこの子よりも優秀だと思い込んでいるアホである。最初に教育を放棄しておきながら、立派に育っているなどとどの口で言うのだろうか。そのため、子供に能力以上のことを期待し、口うるさく彼女を攻め立てた。
今度はそれに堪えられなくなった彼女が家を出たいと考えはじめ、とある福祉団体に相談したところ、生活保護と言う形で一人暮らしを支援されることになったのである。
どうだろうか。
わたしは生活保護の仕組みをちゃんと知っているわけではないが、こう言うひとのために国の税金を使って生活を保障してもいいものだろうか。
そのとある福祉団体も怪しいものだが、口うるさいとは言え、彼女には両親も両親が住まう立派な一戸建ても警察官の弟(結婚して子供もいる)もいる。両親は高級車に乗り、弟の家族が来たときには高級な寿司など食べに行くそうではないか。
そんな家族がいるのに、どうして彼女は生活保護を受けることが出来るのか。
社会の仕組みに疑問を感じるばかりである。
なぜならわれわれはちゃんと働いて税金を払っている。本当に必要で生活保護を受けているひとは仕方がないが、彼女の場合どうしてもそれが必要だったと思えない状態であるにも関わらず、税金もおさめず、交通費も安くなるのである。
働きたくない。
そんなことアラフォーは毎日思っている。
けれど毎日働いて、ときどき得る休みで自由を満喫するのが大人である。
知人からこの話を聞いて、憤りを感じて仕方がなかった。
まだアラフォーにも関わらず、働くことをあきらめ、自立と称して生活保護を受けている同級生も、またそのことを「娘が自立した」と言ってまわっている彼女の両親にも呆れてしまう。
それに最近は生活保護を食いものにしたNPO団体もどきが存在すると聞く。
わたしは増税が免れぬご時世に、われわれの血税を正しく使ってほしいだけなのだ。