モスキート…最強のトモ
いい感じに眠れると思ったら耳元で恐ろしい音が…
まだ生きてたのモスキート君…何時だと思ってるの?
君、働きすぎだよね?
あと、もう君のシーズンは終わりだよね?シーズンオフだよね?
はい。ヤるかヤられるか!俺と奴との強制ゴング開始ぃぃ!
まずは、あまり動きを見せず枕元周辺を見渡します。これ重要です。
いるんですよ…奴は時々居るんです…其処に留まって、こちらの出方を伺っているんですよ…
はい。いました!耳元から40cmのタンスの壁に!
しかも、微妙に首の下がかゆい。
喰われてる俺
しかも、よく見ると奴の腹が少し紅い!
喰ったのか…?
俺を?
人間様を舐めるなよッ
いきなり叩きません…布団から手をモソモソ音を立てずに肘まで出します。
奴の潰れるイメージを考えて必殺の一撃を叩きつけるッ!
バシ………。
…
…
息もつかせぬ命をかけた激しい戦いでした…
可哀想ですがヤルかやられるかでした。
モスキート…君は俺の最大の強敵(とも)だった…合掌。