桜はまだまだですが、韓国はすでに新学期。火曜日より通常の6時間授業が始まりました。
4年生は一週間のうち、5時間授業が2回、6時間授業が2回、4時間授業が1回あります。
これは3~4年生共通で学校によっては4時間授業がなく、5時間授業3回、6時間が2回の場合があります。
春休み気分を払拭し、私も先日買った教科書ガイドで勉強を開始したのですが、国語の初日の授業で早くも脱落気味です。
小説を主題にしたものなのですが、たった1~2行の文章中に聞いたこともないような単語がわんさか。
1~3年生の間は見たことはあるけど忘れていた単語や、知らなくても意味は分かるような単語ばかりでしたが、4年生ともなるとそうはいかないようです。
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小学3年生 国語1単元 教科書より
고양이야, 미안해
「猫ちゃん、ごめんね」
토요일 오후, 집으로 돌아오는 길모퉁이에서였습니다.
어디에서인가 야릇한 소리가 났습니다.
가냘프지만 무척 다급한 소리였습니다.
うーん・・・たったの3行で在韓10年間で目にしたことのない単語が4つも
길모퉁이(キルモトゥンギ):街角・道の角
「角」は普段の会話でも使う言葉ではありますが、
会話では外来語である「코너」(コーナー)を使うことが多いです。
キルモトゥンギ、イウン(ㅇ)パッチムに続くイウンは日本人にはつらい発音です。
야릇한(ヤルッタン):変な・妙な・奇怪な・一風変わった・突飛な
今まで娘の問題を見ている限りでは「変な」はたいてい「이상한(イサンハン)」だけでした。
「야한(エッチな)」は知っていましたが、「야릇한」、これははじめて聞きました。
가냘프(カニャルフ):カニャルフ・・・なに?ロシア人の名前?
なんか響きが外来語のようですが、か弱い・ひ弱なという意味です。
다급한(タグッパン):差し迫った・切羽詰った
これも差し迫るという意味では「급하다」ばかりを使っていました。
特にトイレに並んでいると子供やなぜかおばちゃんが
「좀 급해서 먼저 보내줘」(ちょっと急いでるので先にさせてね)
と割り込んできたりするのでよく耳にします。
これに「다」がつくことで詰み度合いが「급하다」より高いのでしょう。
(訳)
土曜日の午後、家に帰る道の曲がり角でのことでした。
どこからかか妙な声が聞こえました。
か細いのにとても切羽つまった声でした。
・・・やっぱり学年が上がるとより文語的な言葉をどんどん習うんですね。
まさかの初日3行で挫折。結局全文を一日で読むことはできませんでした。
母さん、4年生落第です。