19日
ラン科のカキランはこの時期見ておきたい花だ。
この場所は6月1日に覗いたのだが、もちろん花は咲いていなかった。
それは覚悟していたのだが、株も見えなかったので絶滅したのかと心配していた。
ここは立ち入りが規制された場所だから盗掘の恐れはないが、自然の植生はほんのわずかな環境の変化でなくなることがある。
14日に覗いたK池でも見逃していた。
(K池ではその後で行った山さんはちゃんとカキランを見ている。)
この日は満を持しての花見である。
行ってみたら昨年見たところは咲いておらず、やっぱり絶滅かと思いながら少し坂を上がったら、群生があった。
カキラン ラン科カキラン属 兵庫県RDL(C)
立ち入りが規制された湿原だから、十数m離れたところから望遠レンズで狙う。
こんなに群生しているのは初めて見た。
立ち入り規制して大事に守ってほしい自然だ。
ここではイシモチソウらしき白い花も見えたが、離れすぎていてしかも小さいと来ては、さすがの望遠でもとらえきれない。
別の場所のカキラン
ここは立入り規制はなし。
すぐ傍まで近寄れる。
登山道から少し離れるからよく知っている人しか、立ち寄らないようだ。
ノハナショウブ
まだきれいな花を咲かしていた。
ヒヨドリバナ
花が咲きだした。
フジバカマが野生では絶滅したからか、チョウはこの花が好きだ。
アサギマダラや大型の黒いチョウが吸蜜にやってくる。
最近坂が登れなくなって花見も苦労する。
この日もバスに乗って、高い所まで行ってから下るコース。
もってこいの場所にこの場所がある。
秋のセンブリの群生も楽しみだ。