2日
9月に行う一般市民向けの自然観察会の下見勉強会に行ってきた。
六甲山地の山野草は春の分は終わってしまって、丁度端境期。
木になる花が咲きだした。
マタタビ
純白で清楚な花だ。猫の大好物だ。
ネコ科には全部効くようだからライオンが転げまわったら面白いのだが、動物園ではそんなアホなことはしないだろうな。
なぜかイヌ科にはまったく効かないらしい。
マタタビの虫こぶ
ちなみにマタタビという名前だが、疲れた旅人にこの実を食わせたら元気になってまた旅に出たからと聞いたことがある。
どうもこれは誤った民間伝承のようでアイヌ語から来たとかの話が有力なようだ。
実際この実は苦くて食べらられたものではない様だ。
イワガラミ ユキノシタ科イワガラミ属
ツル状になって木などにまとわりつき大きくなる。
よく似た花にツルアジサイがあるが六甲山地では数が少ない。
ヤマアジサイ
同じような花にガクアジサイというのがある。
この手のアジサイはいままで全部ヤマアジサイと思っていたが、ガクアジサイも混じっているようだ。
ヤマアジサイが海岸近くへ降りて葉っぱが分厚くなるなど変化したもののようだ。
知らんかった。目からうろこ・・・。^^;
バイカツツジ
2月頃から始まったツツジ科の植物はこの花が終わると、後は9月頃のホツツジが咲いて一年のサイクルが終わる。
ツツジは皆好きだが、控えめなこの花が好ましい。
ネムノキ
葉っぱが夜になると閉じるから眠る木。
キツリフネ
六甲山地にはこの花の自生はなく高山植物園からの逸出と考えられる。
クモキリソウがかろうじて残っていた。
クモキリソウ
同じラン科のジガバチソウは完了していた。
メンバー
何を聞いても答えてくれるKさんが居てその人が先生。
9月の本番にはまた植生が変わっているだろうが、どんなことになるか楽しみだ。