台湾・台北駐在の家探し

段々と台北の土地勘も出来てきたのと、

インスタのDMで渡航前の方にご質問いただくことが多いので、

台北駐在が決まり、お家を考える時に必要なこと、

私自身、渡航前に1番知りたかったのに、

なかなか思うような情報が得られず困った様なことを

あくまで私目線(帯同家族、仕事無し、就学児あり)ですが書いておこうかと思います。

 

 

まずは家族の動線

日本人家族の家探しで大きなポイントになるのは、子供(就学児)がいるか、否かかなと思います。

 

働き手の職場の場所ももちろんポイントではあると思いますが、

台北は比較的コンパクトで、交通網も充実しているので大人だけの世帯の場合はかなり色々なチョイスがあるのでは無いかと思います。(以前上海に住み始めた時は正にこれ。大人だけの世帯だったので、幅広いチョイスがあって楽しかった!結局、初めて、、厳密には夫が先に1人で住んでいた物件もありましたが、私が本格的に移住してから最初に笑、住んだ物件がまた上海に住む事があればまたぜひ住みたいくらいお気に入りで、約7年住み続けました。大人だけの方がお引っ越しも簡単だと思うので、気に入った物件に出会えるまで、時にはお引越しして色々な町を見て、楽しむべきと思います。その為にも持ち物はスマートにしておかないと、、、、。反省。)

 

 

就学児がいる場合

家庭に就学児がいる場合は、一気に話が変わります。

どの学校に子供が行くかによって、かなり地域が限定されます。

 

日本人学校(日本と同じように日本語で、日本のカリキュラムで学ばせたい場合はこちら。基本的にどの時期、人数でも受け入れていただける様です)は天母というエリアにあり、低学年(小学生)の場合、保護者の送迎は必須。周辺に住むご家庭が多いようです。

 

スクールバスは保護者中心(その為運営のお手伝いなども必要)に運営されていて、空きがあれば利用可能。天母エリア以外に中山や忠孝エリアなどからスクールバスで通わせているご家庭もあるそうです。

 

インターナショナルスクール、ローカルスクール(現地校。中国語はもちろん英語も同様に学ぶバイリンガル校も多い)はバスの数がもう少し多いところも多く、アメリカンスクール(TAS。日本人学校の向かいで天母にあります)以外は、場所も様々な為、まず通う学校を決め、その学校のバスルート上での家探しをする事になるかと思います。(ローカルスクールならば、家ありきの学校選びも可能かなと思います)

 

問題は、ローカルスクールは、バイリンガル校だとしても、中国語が出来ないと海外からはなかなか探す事自体難しい部分がある事(実際当地に来てからは興味を持った学校にコンタクトを取るのは、英語でなんとかなるなと感じましたが、渡航前、中国語が出来ない私たちが日本から手探りで調べるのはなかなか難しかったです。保護者のどちらかが中国語が堪能、こちらに非常に詳しい知人がいるetcのバックボーンがあれば可能かなと)。

 

お子様が小さい頃に渡台した場合、ローカル幼稚園に入る→ローカル校に進むという手はお薦めかなと思います(台北のバイリンガル教育には本当にびっくりしています。上海でも驚きましたが、台北も、中心部のスタバやマックには大抵かなり流暢な英語を話す方が。あ、、、中国語わからない、、というとすぐに切り替えてくれるので有難いやら不甲斐ない自分が申し訳ないやら。皆さま本当にすごいー。)

 

そしてインターナショナルスクールが、これまた非常に数が少なく、枠も少ない為、各校それぞれ入学試験、ウェイティング枠を設けており、必要書類を用意し、受験し、結果を待ち、、、としている間にかなり時間もかかり(その時の状況によりますが、コロナ禍は動きが少なかった為かアプライから結果まで大体3ヶ月くらいかかる事が多かったと思います。今後はもっと動きがあるはず。例えば定員割れしている様なタイミングならすぐに結果が出て入学出来ることもあるはずなので、こればかりはタイミング)、その間住むエリアも決められませんし海外からそのやりとりをするのはかかる時間が読めない&住むエリアが決まらず心理的に結構負担。

 

我が家は元々夫が単身で住んでいたのですが、コロナの影響で家族のビザが出なくなってしまったり、子供の学習に出来るだけ影響を与えず、良いタイミングで渡航したい!etc欲張り気味だった為、なかなか気を揉みました。

 

兎にも角にも、子供の通う学校を決める、そしてバスルート、通学方法を確認、からの家選びです。土地勘が無いとなかなか効率的に進まないと思うので、学校を決めたら即不動産屋さんに相談するのがおすすめです。気の利く不動産屋さんなら、学校からバスルートを取り寄せてくれるかも。ご自分からお願いするのもありだと思います(この他にも、ベッドの追加、除湿機やエアコン、掃除機など、希望は出来るだけ伝えてみるべきです。要望に応えようとしてくれるかも)。

 

 

台湾台北暮らし どんなエリアがある?

 

①天母 芝山、明徳、士林etc

日本人学校、アメリカンスクールなどがあり、日本人含む外国人家庭が多く住むエリア。

上海でいう古北や虹橋のイメージ。

意外にも日本語や英語はあまり通じないと仰る方が多いです。

 

公園や日系デパートなどがありますが割とあちこちに点在していて、

徒歩でうろうろするには少し歩き頃な印象。かといってタクシーを使うほどの距離でも無く。公共バスを使うか、自転車はこちらでも電動自転車が買えますしとても便利そうです。

 

子供に日本語でお稽古させたいと思うと結局このエリアになる気がします。

その他のエリアでは見つかりづらいです。英語でスポーツやアートといったお稽古をさせたい場合は、TYPA(アメリカンスクール)がこちらにあります。(単純に英語を学ばせたい!という場合は、台湾人の子供たちが学ぶ為の英語塾、学童は市内あちこちにかなりの数あります。)

 

我が家からは車で4〜50分程かかる距離ですが同じアパートからスクールバスや保護者送迎でこのエリアまで通学しているお子さんも多くいます。

 

②中山 双連、行天宮、中山國小etc

日系企業やお店なども多いエリア。美容院やクリニックなど日本語でお願い出来る所も色々。日式の飲食店もかなりたくさんあります。そもそも飲食店が沢山あり、スーパーやデパートなども。公園などもあり建物が密集していながらバランスの良いエリア。

 

ローカル校、幼稚園の選択肢は幾つかあり、日本人学校のバスもルートにあったりとお子様が居る居ないに関わらず在住日本人に人気のエリアだと思います。

中国語でのお稽古や塾は豊富。

 

私は最初の家がこのエリア、昔出張で台湾に何度か来た際はこのエリアに宿を取って貰っていたので何となく馴染みがあり、今もついつい足が向きます。

 

③忠孝エリア 忠孝復興、忠孝敦化など

SOGO数軒のほか、建設中の三越、ダイソー、ユニクロ、GU、ジュンク堂書店などを擁する明曜百貨店など、日本人には頼りになるデパートが多数あるほか、

日本語の通じるクリニックなどもあり、こちらも何かとお世話になっているエリア。

SOGOは台湾では1番集客力のあるデパートだそうです。大通りはもちろん裏の脇道も隈なく賑わっている活気のあるエリア。ローカル校の他に、バス通学で日本人学校他の選択肢も伺ったことがあります。

個人的には新宿っぽさを感じます。

 

④大安・永康エリア 大安、東門、大安森林公園

お洒落なお店やカフェがあり食べ歩き、街歩きが楽しい永康街や、

都会のオアシス的な大安森林公園などがあるほか文教区としても有名なエリアだそう。

手厚いカリキュラムで人気の明星校などローカル校に興味があるご家庭にはおすすめかも。

 

 ⑤内湖エリア

コストコ、IKEA、ニトリなど超大型の店舗が多く、新しい綺麗な集合住宅も多い新興の人気エリア。

日本でいう豊洲、台場エリアのイメージかなと思っています。

 

新しく綺麗な建物が多く、買い物も便利なのが魅力。1つ1つの建物、通りが巨大で、車が無いと生活しづらいかも。

 

 

子連れ海外移住

まだまだ台湾、台北の知識は不充分ですし私的経験に基づいた偏りはあると思うのであくまで「そんな意見もあるのね」程度にご参照頂ければ幸いですが、私自身が渡航前に知りたかった点を盛り込んでみました。

 

コンパクトでのんびりとした気質の台湾。

マーケットも小さく、在住外国人の数も比例しているからか、以前住んでいた上海での経験や、他国に住んでいる友人の話と比較すると、情報が手に入りづらいなあーと感じる事が多くあります。

 

海外引越しこそ2度目ですが子連れか否か、就学児か否かで欲しい情報、気になる点はだいぶ変わって来る事を思い知った今回のお引越し。

自分に関する事は大体出たとこ勝負、あまり下調べとかしないタイプなのですが、こども関連の事は調べまくるタイプ。思う様に情報が手に入らず、ストレスを感じる事も多々ですが、海外生活、何とかなるさと割りきって適宜対応する柔軟さは必須ですよね。今のところ家族共に楽しく台北生活を送れているのは感謝感謝で満点だと思っています。

 

 

 

 

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