2012年の旧正月、ジュニ君の家族ではじめての家族旅行 inハワイ。

NYから、お義兄さん夫婦と 1歳の息子も合流し

これが 最初で最後の家族旅行となった。


ハワイ旅行から帰ってまもなく、4月にシアボジの還暦祝いがあった。

還暦に子供たちから、旅行をプレゼントしなさいと強いられたわたしたち・・・。


ところがその4月に健康診断で引っかかり

検査入院して 肺がんが発覚!


突然の癌宣告に、現実を受け入れられない義父は

癌になった原因は 家族がストレスを与えたからだ!


と、、周りに当たり散らしていたわ。

4月の発見時 肺がんステージ3で 手術は不可能。
 通常平均1年半~2年の寿命。


特別出来る治療がないと言われた時、

今後の治療をどうするか、家族で話し合うことになった。

手術不可能で治らないのであれば、ジュニ君とお義母さんは


「もし同じ立場だったら、治療して1年半の寿命を患者として病院で過ごすより

 寿命が一年になっても、残された時間が1年になっても家族で旅行に行ったりしたい。」



うん、わたしでもそうするだろうなぁ。

でも、お義父さんは

 「ヒト事だからそんな風に言えるんだ。

そうやって治療もしないで、早く死ねばいいと思ってるんだろう!!」


なんてキレてたヨ。

どうしたらいいか家族の意見が聞きたいって言ってたハズなのに。



そんなんで少ない可能性に賭けて、5月から1カ月半、毎日放射線治療で通院することにした。



まぁ。
そんな風にキレキャラは、癌で一層磨きが掛かって、

お義母さんのことも心配で毎週シデクに通ったよ。


無事に放射線治療は何の副作用もなく終わり、ステージ3の癌を持ってる人には思えない義父と

毎週家族で食事をしに出かけた。


途中、NYから出張を作ってはお義兄さんも帰ってきた。


でも6月に治療終わってから7月まで、ほとんど食べなくなって一気に10キロ近く痩せて

貧血も心配だからと8月頭に入院をした。

その時、既に全身に癌が転移してしまい、余命半年と言われた。


ところが日に日に 様態が悪くなり、


癌の発見から4ヶ月、入院してから10日目でお義父さんは亡くなった。


入院中も色々あったけれど 亡くなった人を悪くは言えないので

わたしのブログでのシアボジの悪口ももうおしまい。

2ヶ月前まで何ともなかった人が、、人間の命なんて儚いものなんだと思ったわ。


今を大事に生きていくわ。