あぁ、読書離れが加速しているえーん

もっとゆっくりした時間がほしい

入学準備に追われますます読む時間が減りそう

(言い訳大臣)

 

読んだ本の数:4
読んだページ数:1460

能面検事能面検事感想
舞台は大阪。「東の岬(ピアニスト岬洋介の父親)、西の不破」といわれるほど優秀な不破一級検事。過去の出来事を境に感情を表に一切出さなくなり冷静沈着に事件を解決していく。検事と容疑者のやりとりを見れるのかなと思いきや大阪府警の不祥事を暴く展開に。検事といえばドラマHEROをイメージしていたのでちょっと期待ハズレだったかな。新米の美晴が鈍く描かれていたのも読者にわかりやすく伝える為なんだろうけど、そんな彼女に馴染めず。彼女目線より不破検事目線で読みたかったなぁ。いつか御子柴さんと法廷で対峙してほしい笑
読了日:02月25日 著者:中山七里


陽だまりの彼女 (新潮文庫)陽だまりの彼女 (新潮文庫)感想
ある程度予想はしていたものの、ラストは予想外すぎて しばらくはどう解釈していいのか頭がついていかなかった。たしかに伏線というか所々そういう記述があったのは気づいていたけど「え?そっち?」というのが正直な感想で笑 うちにはオス猫3匹います。いつか姿を変えて来てほしいと願う気持ちがあったりなかったりするけど、おデブちゃんなんでやはり猫のままでいいかな笑 いろいろツッコミ箇所はあるけど、甘いラブストーリーで自然体の二人が羨ましくもあり穏やかな気持ちになれました。また二人が出会い幸せな時間を過ごせますように。
読了日:02月20日 著者:越谷 オサム


もういちどベートーヴェンもういちどベートーヴェン感想
岬さんシリーズ大好き!クラシックに疎い私ですが、作中に出てくる音楽を聴きながら読むのが毎回の楽しみです。ピアノを弾かせると誰もがうらやむ一流の腕前、大学は法学部、司法試験ではトップ合格、検察庁の研修中でも鋭い洞察力で研修生でありながら見事に事件解決するあたりが流石。何をやらせても完璧なのに意外と自分のことには無頓着だったりするあたりも彼の魅力ですね。突発性難聴を患いながら、一度は諦めたピアニストへの道を再び選んでくれて本当によかった。読みやすくて夢中で読み終わりました。また次作が楽しみです。
読了日:02月15日 著者:中山 七里


ハサミ男 (講談社文庫)ハサミ男 (講談社文庫)感想
空いた時間で読んだせいか、なかなか話に入り込めず、しっかり騙されたけど、なんとなく腑に落ちないというか、ネットで解説を読んで理解できた。ラストではすべての伏線も回収され気持ちよく終わるはずだったのに、どうも自分との相性が良くなかったようです。じっくり読み直せばまた違った感想になりそうですが。ただこの手の多重人格系の話は正直わかりません。ハサミ男の心情というか動機がわからないままで、それからすると、なりすましたハサミ男の方がわかりやすかったです。叙述トリックが面白かったばかりに少し残念。
読了日:02月13日 著者:殊能 将之