子育てが不安な母親と子供の話 | 星からのメッセージ Urha with Star

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ウルファから愛を込めて…☆・*

その子はとても敏感で

抱いていないと眠らない子でした。

 

生まれて間もない頃から

布団に寝かせようとすると

パッと目を開け

起きてしまいます。

 

ずっと抱いているわけにもいかず

腕枕で添い寝して

 

ちょっとづつ腕を外し

そ〜っと離れようとすると

パッチリと目を開けてしまったり

 

やっと離れて立ち上がり

襖を開けた途端に目覚めてしまう

母親にとって厄介な困ったちゃんでした。

 

 

母親にはその苦労が忘れられず

「この子は本当に神経質な子だ」と

大人になるまで言い続けるので

 

その子は

「自分は神経質なんだ…」と思っていました。

 

 

母親にとっての困った記憶が刷り込まれ

自分の資質に誤った観念が刷り込まれていきました。

 

 

「色々なことに過敏に反応し、

その反応は迷惑をかけるもので自分の気にしすぎなのだ」と

言い聞かせ、押さえ込むようにしながら成長していくのです。

 

 

ある時、その子は自分の中の矛盾に気がつきます。

 

 

『私そんなに神経質なの?』

 

 

落ちたものも拾って食べるし

どろんこになって遊ぶのは大好きだし

怪我なんて気にしないで木登りするし

 

周りのことなんて大して気にしてないし

 

たしかに、

嫌だと思ったら物凄く嫌になったりするし

気になるものはとことん気になるけれど

 

そんなに繊細?

そんなに神経尖らせてるのかな?

 

 

 

大人になって、家族とは違う人たちと暮らす中で

だんだん矛盾を感じるようになったので

当時のことを聞き直してみることにしました。

 

母親から帰ってくる言葉は相変わらずです。

 

「お前は本当に神経質で、私は寝る間もなくて。本当に苦労したよ」

 

「襖を閉める敷居の音で目を覚ますから、襖も閉められないし。外に自転車が通るだけで、起きてしまうのではないかと気が気じゃなかったのよ。」

 

やっぱり、なんかおかしい…

 

何がおかしいのかって?

 

神経尖らせてたのは母親じゃない!

 

 

そこで、その頃の母親は

どんな状況の中に暮らしていたのか聞いてみることに。

 

 

成り行きで結婚し

実家を離れて頼る人もなく

 

子供がお腹の中にいる頃から

「この子を産んでやっていけるのか」と

生活の不安に父親を問い正し

 

子育ての手本になる人は

しっくり来ないお姑さんぐらい。

 

初めての子育ては

心配と不安のオンパレードでした。

 

 

きっと今のママにたちも同じようなのだと思います。

 

初めてづくしの上に

情報は氾濫し

本当に頼れる人が少ない環境で

不安や心配は尽きない。

 

 

その子は、もともと感受性の豊かな感覚を持ち合わせていました。

いろいろなものを敏感に感じ取れる能力です。

 

母親は子供にとって、一番最初に頼りにする存在。

その母親からあらゆる情報を受け取りながら育っていきます。

 

普通の子より少し感度が良かっただけなのに、

神経質というレッテルを貼られ

そのギフト/才能を使いこなせずにいました。

 

母親と子供のホロスコープを見比べると

母親の方が子供のよりもずっとセンシティブで

神経質に騒ぎ立てる人だったのです。

 

この子のように感度が良くなくても

子供たちは母親の心配や不安を感じ取ります。

 

 

感性や才能を備えている子がどんどん生まれてきて

増えているけれど

 

今も昔も、大好きな母親のために

自分を押し殺してでも応えようと

けなげに努力します。

 

 

間違った価値観で自分を評価していてはもったいない。

 

 

親子の中にも相性があります。

 

自分の本質を知り

子供達の本質を知り

互いの相性を理解することが役立つでしょう。

 

自分の親に対しても同じことです。

 

今を生き、未来へ羽ばたくために

自分を解放することがとても大切。

 

 

なぜ母親の影響が大きいのかは、こちらの記事で触れています。

よろしかったら合わせてお読みください。