立春:九紫火星の見極める一年 | 星からのメッセージ Urha with Star

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ウルファから愛を込めて…☆・*

2月4日、九紫火星の1年が夜明けとともに始まりました。

 

流れゆく時の中で、どんな時代の波がベースに流れているのかを教えてくれます。

 

去年あたりから、バブルの再来とも言われ始めていますが、バブル崩壊が始まった1991年は九紫火星の年でした。

 

27年前のことですから、若い方には当時がどのような時代だったのか、想像はできても理解できるでしょうか。

経済の発展を追い求めて流行に乗り、先を急いで破れて行く。

そこから変化が生じ、大義天意に添わぬものの多くは失われて行きました。

 

何を見切って、何をした結果だったのか?

 

湾岸戦争が起きたのもこの年です。

オイルマネーや軍需産業の衰退が湾岸戦争の発露にあったとも言われています。

 

環境問題も国際的課題になり始め、気候変動や温暖化なども世界中が問題視し始めましたが、まだ実感のわかない頃。

考えなくてはならない出来事が日常生活の中にもたくさんありました。

 

そして、バブル経済がはじけて世の中が大きく変わりだします。

 

 

昨日(2月6日)早速株価が下落したり、今年も早速警告?が出ています。

ビットコインなどの仮想通貨や電子マネーはこれから当たり前になって行くと思いますが、投機的な目的での投資は?

どのようになって行くかは、利用者の意識で変わって行きますが、中心になっている若い世代は、どのように考えているのでしょう。

 

バブル崩壊当時、木星は獅子座、土星は山羊座から水瓶座へ。

それまで山羊座で間接的に抑えていた土星が水瓶座に移り、新しい時代に向けて拡大する個々人の欲求に対し鉄槌を振るい始めたました。

 

大戦後の復興に、なり振り構わず、助け合い一生懸命働いてきた人たちが前線を退き、団塊の世代が作り上げた社会は、バブル期に頂点を迎えます。この時、自分たちが高齢化社会の中心世代になることなど考えてはいなかったでしょう。

団塊の世代は、戦争によってもたらされた心の傷を負った両親の意識を反映しています。世界経済を牽引することが日本の復興の証しのように思えたのでしょう。言い過ぎかもしれませんが、『お金さえあれば老後の不安など何もない』と勘違いしていたから、家族の絆もお金や物品に置き換え、仕事に専念してきた気がします。

仲間や同族意識での助け合いが優先され、真の実力よりもコネと忖度で権力を握り、経済優先の世の中へと進んでいたと言っても過言ではありません。

 

同じ学校を出た先輩後輩だから

いつも気遣ってくれるから

あの人と組むと得をするから…

 

人を思いやり縁を大切にする

どれも大事な良いことではありますが、紙一重。目的がどこにあるかによって創られる未来には大きな違いが出てきます。

 

話がそれましたが、

今年も山羊座で、土星が社会基盤を整えるために働いています。サターンリターン、世の中の枠組みの再構築ですね。

バブル崩壊の頃とは少し違いますから、今年同じようなことが起きるわけではありませんが、世代交代の準備期であるのは間違いありません。

 

九紫火星は、物事を見極めて、白黒つける働きがあります。

何を極めるかは、それぞれ異なってきますが、ハッキリ白黒つけるために、考えたり高めたり。

時には裁判や係争になって白黒つけずにいられなくなったりします。

使い方、利用の仕方を誤れば、苦い思いをして気づかされるということにも。

 

上昇する「火」は、何事も極めて行く。上へ上へと求めて行くことはあっても、周りのことへの配慮に欠けやすいので、意識的に全体を見ようとしなければ、偏った結論にもなりやすいものです。

 

九紫火星の年は、信用していたものが、本物でなければ役に立たず、精神的にもダメージに繋がりやすい出来事に遭遇します。

 

本物を極めることが本意なのは、今年も同じです。

生きる歓びや多様な存在感を求めて、新しい考えを見出す年です。

 

浮ついたもの、見映えだけ良いものも登場します。

隠していたものが露呈して、日の目にさらされることも。

バブルにならないように広い視野で全体との調和、バランスを保ちましょう。

 

新しい未来のために変化や改革を望むのに、郷愁情感に浸りがちなり、情に流されやすくなります。思いやり気配りを意識した上でドライに割り切って先へと向かいましょう。

古い慣習や規律、モラルなど、心を抑圧してくることも多そうです。自分を縛り付けているものが何かを知り、無視せず向かい合わなくてはなりません。癒しを得て活力に転じるか傷を広げてしまうのかは、自分と向かい合う姿勢によって大きく分かれてしまいます。

夢を追い叡智を求め、神秘真実に近付こうとする上昇志向でいれば心配いりません。

内なる衝動に引きずられるのではなく、それが何を気づかせようとしているのか意識を向けて見極めてください。

背後の大いなる愛の導きが得られることでしょう。

 

思いやりや気配りが欠かせない1年です。影響力を持つ権威者ほど思いやりや気配りを欠かさぬように注意して。期待したような結果が得られないなどの相手の反応ではなく、自分の行いや思いがとても大切です。

 

 

天と地の結びの時に備えて、自分らしく。

つまらぬ思惑に左右されない。

 

ご縁がハッキリ分かれて行く時でもあります。

情にほだされていつまでも後を追っていると、大事なものを見失ってしまいます。

内なる思い、意思に合わせて新しい縁も生まれて来る1年です。

 

 

 

 

 

 

立春 2018年2月4日

九紫火星 戊戌

南:四緑木星 暗険

北:五黄殺

西南西:太歳 木星蠍座

南南東:恵方

日の出直前に立春を迎える(東京)

 

九紫火星の象意

極める。先見の明。ハッキリさせる。

智恵や学問。信仰や精神性。出世や成功。

離合集散。

華(はな)。高貴高尚。

手術。

 

 

 

九紫火星が巡っていた年の出来事

1991年

地価下落、バブル崩壊が始まった。

ソビエト連邦が崩壊し、湾岸戦争が起きたのもこの年です。

 

2000年

20世紀から21世紀へと、思い通りではなくても、嫌が応にも変わって行く世の中に、思いを律する出来事が起きています。

イスラム過激派によるテロが起き始め、翌年には世界に衝撃を与えたアメリカ同時多発テロが。

プーチン氏がロシア大統領に就任。朝鮮半島分断後初の南北首脳会談。

BS衛星デジタル放送が開始される。

 

2009年

若い人たちの意識が新しい感覚で動き始め、世界観が大きく変わり始める中にあって、国や大企業など大きな組織が崩れ始めて行きます。

オバマ氏が第44代アメリカ合衆国大統領に就任。マイケル・ジャクソン死去。

朝鮮民主主義人民共和国、日本東方の太平洋上に向けて、ミサイル発射実験を実施。

7月22日 - 日本でも観測された21世紀で最も継続時間の長い日食となる皆既日食。

鳩山由紀夫内閣が成立。 前年にリーマンショック。

 

そして今年、2018年が幕を開けました。