ウィッキによれば、セブンイレブンが名付けの親と言う話しも?
もともと、節分の縁起物として関西で食べられていた太巻きが
2000年頃から、あたりまえのように全国展開してますね。
土用の丑の日のうなぎのように、だれかが節分の縁起物として考えたようですが、年越し早々便乗商品が並び、何でもかんでも「恵方○○」とか名を付けて、いっぱい出回っているのを見るとちょっと首を傾げてしまいます。
縁起をかつぐのはいい事だと思いますが、あまりにもかけ離れた商魂逞しい商品を見ると「ご利益あるのかな?」と思ってしまうのは、私だけでしょうか。
そもそも恵方って何でしょう。
恵方とは歳徳神のいらっしゃる方角と言います。
歳徳神の在する方位を恵方(えほう、吉方、兄方)、または明の方(あきのかた)と言い、その方角に向かって事を行えば、万事に吉とされる。(https://ja.wikipedia.orgより引用)
その年に割り当てられた十干によって決まる。どうやって?
十干(甲乙丙丁戊己庚辛壬癸)は、木火土金水と五行の陰陽を繰り返して行くのですが、戊己は方位を持たないので、その年の十干がそのまま恵方にはなりません。
陽の干は自らが徳神であり、そのままその年の徳神となりますが、陰の干は干合する干が徳神となっています。
干合は、
甲-己、乙-庚、丙-辛、丁-壬、戊-癸の5組
陰の気は干合する相方の陽の気の方位をあてます。
戊は土の気なので、割り当てられる方角が無いのでく化した火の陽の干、丙にあてられているようです。
甲-己、乙-庚、丙-辛、丁-壬、戊-癸の5組
陰の気は干合する相方の陽の気の方位をあてます。
戊は土の気なので、割り当てられる方角が無いのでく化した火の陽の干、丙にあてられているようです。
そうなのか!
恵方には土の気は存在しない。木火金水だけ。
今まで、暦を頼り切っていて、あまり考えた事が無かったので発見です。
(^_^ゞ
2017年は丁酉年の恵方は「壬(みずのえ)」
丁の年ですが、丁は陰の火なので干合の壬が徳得神のいる方角です。
いろいろ調べてみると、方位の割当には正確な度数があるようです。
起点の立春:水瓶座15°との関係性があるのかはっきりしませんが、24節気の節目に大きく関わっています。
立 春:大陽黄経315度 水瓶座15°
恵方・壬:大陽黄経255度 射手座15°(大雪)
恵方・壬:大陽黄経255度 射手座15°(大雪)
十干陽の気は四季の節気から30°に位置し、その季節の陽の気を得て満たして行く時期、陰の気は節気から60°に位置し、その季節の盛りを過ぎ終盤に向けて備え整えて行く時期にあたります。節気が「生」ならば、陽の気が「旺」、陰の気が「墓」に当たることになります。
歳徳神は、その歳の十干に対して、旺の気を得るにふさわしい方位と言えそうです。
今年は、恵方の近く射手座に土星が滞在しています。
恵方巻きをかぶりつきながら、土星の波動も受け取ってりながら、安定した発展を望むのがちょうど良い時なのかもしれませんね。
壬は、とどまる事の無い河を現します。
思い(水)を凍り付かせて頑になるよりも、柔軟に流れて行くことで開運して行けそうな恵方です。
諸説いろいろあるので、根拠に辿り着くのは難しそうです。そろそろ立春、これからの1年をまとめないとなりませんね。また気が向いたら調べてみます。