投資でまず、何をするべきか?(1) | 株侍Proが相場と世の中を斬る!(入門編)

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拙者
「株侍Pro(かぶざむらいプロ)」と申す。某証券奉行所(会社)で長く証券侍(マン)をやっておりまする。
この度、刀をペンに持ち替え、
ブログ(武論具)を書くことで、
投資家はもちろん、そうでない人にも目から鱗が落ちる記事を目指して参るので、ぜひお寄り下され!

あなたが初めて投資を志したとしましょう。

投資を始めるのは簡単です。

証券会社に口座を作って、お金を振り込んで、株式であれば銘柄を指定。まずは買いから。株数と価格と注文の有効期間(今日限りか、今週いっぱいか)を決めて発注する。注文が成立すれば、今日から株主=投資家。簡単です。

ただ、そこからなんとなくで売買しても、なかなかうまくはいかないでしょう。たまたまラッキーはあるかもしれませんが。

そもそも、自分が何をやっているのかさえ、理解できないまま、単なる博打的に、毎日、儲かった、損したと一喜一憂するだけの代物になってしまうのではないでしょうか?

結果的に、一時はお小遣い稼ぎになっても、いずれどこかで、それを上回る損失を抱えてしまうでしょう。

では、まず最初に何をするか?

物事とっかかりと勢いは大事です。

①「口座開設」
ここまではいいでしょう。

②「入金」
これもいいのですが、当面の資金繰りや非常用資金に手をつけない範囲で。
最初はさらにその金額の半分以下に抑えたほうがいいかと。

そうすれば、「どつしても買うべきタイミング、でも、今売るものがない」
という時の資金としてストックできます。それに、「入金」という「手間」を敢えて挟む事で、「衝動買い」を抑える事もできます。

そして、ここからが大事です。

③「日経新聞」を申し込む。

えっ?当たり前すぎね?
しかも株侍さん、マスコミ嫌いでは?

と思われた方

拙者はマスコミ嫌いではないですし、不要とも言ってませんよ。

「出来事やデータは正しくても、よく解釈を間違えている」「解釈を間違えているので、当然、予測も間違う」
と言っているだけですよ。

なので、
情報収集や多くの投資家の心理状況の把握には、ありがたく使わせて頂いているわけで、解釈や予測を参考にして、利用させて頂く事はあっても、その解釈そのものは基本的に信用していない。

という事になります。

この辺りの詳細については、この「武論具」の上級版でよく取り上げているので、興味がある方はツイッター経由でどうぞ。

という事で、「日経新聞を読む」のは、基本中の基本です。

ただし、読み方として
・結論だけ読んで鵜呑みにしない
   常に「なぜそうなるのか?」を考えながら読む。
・わからない語句、仕組みを見つけたら、それが何なのかを、できるだけその場で調べる。(ググる、でok!)
・「個別の株」、「昨日の今日」という近視眼的な見方ではなく、
「世界・日本(米国)・業種・銘柄」
「長期・中期・短期・(ド短期)」
と俯瞰的、時系列的に見ていく癖を徐々につける。
・そして、継続的に読み続ける事で、最も大事な「変化」を理解する事ができる。
・読み進めていく過程で、どの国が、どの業界が、どの企業が、この先、「今よりも」成長しそうか?を考える
ここでのポイントは「今まで」ではなく、「今よりも」「これから」です。


この作業は「目的地を見つけて、そこへのおおまかなルートを探る」ために地図や交通情報、天気図を見るようなものです。

(さらに続きます)