赤ちゃんが私に授かるのかどうか 定かでない頃から


私の興味のベクトルは 女性の体の健康から


もともと保育士で母子関係や障害のもったお子さんと接する機会もあって


出産や育児 環境 ノンケミカルなどに 向いていました。


まだ、結婚もしていないのに、まして妊娠もままならない状況でいたのに


私の手に取っていた本は


「健康な赤ちゃんを産み育てる本」

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こんなの男性がみたら ひくかなーなんて思いながら

なにか焦っているようにみられるのかしらんっと思ったり。


でも、 真剣になんで?という私の中にある

疑問を謎解きしたかったんです。


この本には、妊娠前から出産後のしばら経ってからでも、

どのタイミングからでも 知り 実行すると(もちろん自分の出来る範囲でいいんです)

いいですよという、ただ、怖がらせるだけの本ではないです。


きちんと解決法を複数提案してあって

しかも出来そうなので ほっとします。


そして、上に乗っけたアマゾンのカスタマーレビューに目を通して下さい。

私の意見を代弁してくれています。


私が、保育士の時の 話をしますね。


私は、年長児を担当した時、みんなで絵を描こうということになったんです。


私達も 昔よく描きましたよね。


40代後半 50台前半のベテラン先生と組んで担当してたのですが、

昔と今の子どもはやはり違うのです。

「さあー。今度長いお休みがあるけれど、何をして過したいか 絵に描いてみよう~!」

ということになりました。


みんな床に輪になって、画材道具も一人ひとりに渡りました。


「何がしたいかなー。遊園地かなー。パパとママとお買い物かなー。お菓子をいっぱい食べたいかなー」

なんて、声を掛けてイメージを脹らませ意欲の後押しをしていたのですが、


ほとんどの子が、悩んでしまって白い紙のままなのです。

ひとりひとり横について一緒に考え具体的な声掛けをしました。

きっかけを掴んだ子もいました。

描きたいイメージがあっても描けないという子もいました。

恥ずかしい・描けないもん・できないからという気持ちの問題の子もいました。

どんなにへたでもいいのだと描く前に手を持って無造作に殴り書きをさせ気持ちをふっきらせたりしました

字を書く子もいました 独りでこっそりかかせたり 友だちと同じ絵を描いてもいいよという形もとりました。

なんでも受け入れ褒めて自信につなげていきました。



私は、この子達の経験不足に気付きました。

経験による実体験に基づく自信が足りないのもありました。

(5歳児なのになんでできないの!という対応は余計萎縮させ経験不足に拍車がかかるでしょう)

元々、絵を描く経験が少なかった事、

そして、描いても現状は3歳時、ある子は2歳児後半のような○を繰り返す、

殴り書きの状態の子もいました。家庭環境に不安がある子は、色選びも、暗い色で

配色も重ねてしまい、心のありようが如実に現れていて、

ものすごくぞっとしたのを憶えています。

そして、なんとかしなければと勉強し観察し個人個人への保育にはげみました。


幼稚園に行く子は、比較的母親に時間があって 子どもと向かいあう時間があり

両親の精神状態もゆとりといいますか、安定している傾向があるかもしれません。


しかし、保育園に登園する家族が安定していて幼稚園は・・ということは絶対にありませんよ。


私が受け持ったクラスは特に顕著に現れていたのが、

母子家庭が多い。

両親が共稼ぎでお迎えが遅かった。

という面。


そうすると、どうしても一緒にいる時間が少ない、

大人の時間に合わせての生活リズムになり

睡眠・食事・遊びに偏りが強い事が多いです。

(なんどもいいますが多いというだけで決め付けではありません)


それでも、そこを改善したらという推定をたててみていきます。

(生活改善・家庭での意識改善を進めると大きく良い結果が現れます!)


そこに、いつも気の遠くなるような問題が私には感じられました。


環境です。社会です。

まず、母親の負担を補えるサポート的な物が定着していないし、しっかりしていない。

それを1つの機関にゆだねるのはやはり窮屈で広がりがなく

社会全体の構造に問題を感じられた。


環境は有害物質もそうですし、お店で売っているもの 目に入るものなどもそうでしょう。

しかし、

そのことよりひっかかったのは、

ボーダーラインの子が非常に増えているということです。

障害児と健常児の境目にいる子です。


一見普通に生活できるようにみえるのだが、ある所で止まってしまっている。


脳の神経のシナプスがぶっちり切れてその先に伝達がいかないかのように

真っ白。

そこには 教えても 誘導しても わからない、無い状態になっているのです。


それには、4歳、3歳 2歳・・・・・とその時期の発達をキチン押さえて

仮に遅れていたとしても 早ければ早いほど 訓練や繰り返しによって

巻き返しはできます。


きちんと座って話しを聞いていられる。

これは、単に大きくなったらできるということではなく

これができるということは、多くの発達の証です。


筋肉、骨格、歯 などの体の成長

脳 感情などの心の成長の総合作用です。


(ですから、たとえば、2歳児は生活を自分でやっていく段階ですが

 まだ、体がしっかり安定してません、まして木でカチカチのイスだと

 どうしても食事などで座っていると バランスをとるために足が片方あがったりだとか

どちらかに体が寄っていたり すぐに立ち歩いたりする事もあります。

そんな時よーくお子さんの状況を見極めて その子が本当はからだにイスや机があっていないのか

 食事で嫌いなものがあってぐずっているのか 眠たいのか観察して

ベストな対応が お子さんの情緒にも成長にも お互いの信頼関係にも繋がります)



この本にも書いてありますが、妊娠中の行いが悪くても健常児が産まれてくる事の方が多いですし

気をつけていたとしても障害をもった子が産まれてくることもある。


しかし、なぜこのように ぼーっとして先に進めなかったり 空白になっているのか

情緒が不安定があるのか。家庭でもできるだけの努力をしたとしても・・・。


ドッチボールをしました。ボールを投げて相手のチームと残った人数が多い方が良いというルールです。


5歳児(もう小学校に上がる前です)

体のバランスが悪く取れない子 目標に向かって投げれない子

ボールを自分の物だけにしたくて投げずに持っていってしまう子

ルールが飲み込めず線がどういう意味がわからず出てしまうので

みんなに非難を受けてを繰り返す子(でも何故言われてるのかわからない)

外野にいても飛んできたボールを拾いにいかない子「えらーい」「みえない」「ルール理解不足」


根気よく一人一人に付き合ってその子に合わせて取り組みました。

でも、小学生になるまでには間に合うのだろうか・・・。本当に必死でした。


そのクラスの4歳の頃、3歳の頃の担任だった先生に様子をうかがいました。

3歳児の頃 給食の時にお盆をもって机の上で走り回っていたけど、

どうしようもなかった。など


担当の先生にもよるかもしれないけれど 机の上で走るのはダメだ自然と学びます。


違う保育園でも聞きます。

遠足に行って工事現場や噴水に入って物を壊したり 人に物を投げたりしたとか(暴動ですやん)


案外このような話は 当たり前になっていました

小学校の先生が 鬱になるとか 小学校で授業にならないとか。

(よく小学校の先生にも相談を受けました)

きっと、発達のバランスが非常に悪く、幼い部分と発達しすぎている所があるようです。


ませているような発言だったり 体だけは中学生のように成長したりしている子ますが

指を吸っていて 母親に甘えられない気持ちが満たされていなかったり。


0歳児の時にはいはいが丁寧にできてなかったとか

睡眠のリズムの悪さで成長ホルモンが片寄っているとか

予防接種による害での多動や脳障害だとか


たくさん要因はあります。


しかし、早期発見早期解決に勝るものはないです。


原因がわからず、大人が右往左往して 子どもに振り回されてしまう。

それでは、余計に子ども達が どこにいけばいいのか

誰を頼って安心して大きくなればいいのかわからなくなってしまう。


あまりにも可哀想ですよね。


誰が悪く 誰が被害者とかそういったことではなく

今を共存していく為には

正しい知識が自分や周りを守り助けるのではないかなーと思っています。


語りすぎましたー。コーヒー


長文読んでくださり ありがとうございました。