こんにちは。
ラーニングエッジの松江です。

本日は、
「つい、してしまうこと」
というテーマでお話します。


先日は営業の神様、ブライアン・トレーシーの
来日セミナーのお話をさせて頂きましたが、

セールスで結果を出すということは容易な
ことではないですよね。


そこで、セールスで成果を上げている知人に
「うまくいっている秘訣は?」と聞いたところ、
次のように答えてくれました。


“大切なのは決めつけないこと”


どういうことかというと、
セールスの場面で、「この人は購入しないだろう」
「この人はお金ありそうだから買ってくれそうだな」
と、見た目やちょっとした言動で勝手に判断を
しないように心がける、ということです。

当たり前のように思われるかもしれませんが、

▼買わないだろうなと思った見込み顧客が購入した
▼買うと思った見込み顧客が購入しなかった

という経験は、あなたにもありませんか?


私は学生時代にアルバイトをしていた海の家で、
自分の勝手な判断で失敗したことが何度もあります。

「あの人たちはサマーベッドとビーチテントまで持ってるから、
パラソルは必要なさそうだし、海の家も利用しないな」と思って、
大して声をかけなかった人たちが、

隣の海の家でパラソルを頼むシーンを、
海の家に荷物を預けていくシーンを、
私は何度、目の当たりにしたことか・・・


世界No.1マーケティングコンサルタントの
ジェイ・エイブラハムは次のように述べています。

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 “事前に市場が何を望んでいるかを決断する
  ことは馬鹿なことだ。

  その決断は、市場の下すものだ。
  その市場とはもちろん、あなたのビジネスを
  大きく左右する権限を持つだけでなく、
  あなたを裕福にしてくれる顧客でもある。”


  『エイブラハム・マーケティング・バイブル1』(Mr.X著)

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ビジネスの相手が人間である以上、
最も気をつけなければならないことの1つが
この“決めつけないこと”ではないでしょうか。

顧客を目の前にしたセールスはもちろん、
マーケティングの一環で広告を打つときも
あるいは、クレーム対応をするときも、

自分から何も言動を起こさないで、
顧客の声を何も聞かないままで、
顧客が望んでいることを売り手が
勝手に決めつけることは、

本来なら、得ることができたはずの売上を
自分から手放しているようなものなのです。


目の前の顧客にとって、
何が本当に必要で何が不要なのか、
その商品が欲しいのか欲しくないのかは
その顧客自身にしかわかりませんし、

顧客の潜在ニーズも顧客と話をして
みないとわかるはずがありません。


顧客の心理を勝手に決めつけないで、
顧客に寄り添ってみること。


ぜひ、当たり前とは思わずに、
ビジネスのどんな場面においても、
“決めつけないこと”を思い出してみてください。



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本日もお付き合い頂き、ありがとうございました。
今日の内容を、どのように活かしますか?

是非ノートに書き留めたり、他の人と話したりして、
アウトプットしてみてください。

悲しいかな、人は、
「自分が話したことしか覚えていない」生き物だそうです。

こちらのコメント欄に
アウトプットして下さっても構いません。
むしろ大歓迎です^^

読者様からのコメントに学ばせて頂きながら、
より多くの方々にとって
役に立つブログを作って行ければ、と思います。

よろしくお願い致します。