マーケティングの仕組みを作るコツは2つあります。

1つは想像力
もう1つは、単純化です。

仕組み化に成功した最たる企業が
マクドナルドハンバーガーです。

日本の長い間続く不況にもかかわらず
日本の飲食店で数少ない増収増益を行い、
業界第1位の売上を出しているマクドナルドですが
その売上を支えているのは、アルバイトです。

アルバイトがお客様と接する最前線に立ち
セットの注文を受けて、アップセルし、商品を作る。

その繰り返しで3620億円もの売上を出しているのです。

この売上を作っているのが、優れた営業マンでもなく
優れたマーケッターでもなく、アルバイトの店員
であるということは
本当に恐ろしいことだと思います。

マクドナルドの裏側は徹底したマニュアル化とシステム化です。

店舗の立地、アルバイト管理、アップセルの方法
注文を受けてから商品を作るまでのステップ、
品質を落とさないための極限まで簡略された手順、
配送コストなどが

全て計算され、全てシステム化されています。


先日「動線をイメージする」(→コチラ)というタイトルで
お客様の動きを把握することが非常に大切であるというお話をしました。

お客様はどこから入ってきて、
どこでどのように教育されて、
購入に至るまでどのように流れていくのか。


さらに、お客様がその後どういう情報を受け取り
次にどのような商品を買い、
最終的にどうやって長期的なリピート顧客へ育っていくのか。


その流れに沿って、
社員の方は
何をどのように動き、どうすればこのシステムが流れるのか。
そこは本当に人が必要なのか。
人が必要であれば、正社員がいいのか。アルバイトでもできるのか。

人が必要だと考えていたけれど、
実はコンピューターでシステム化したほうが安いのか。


これを想像し、試し、優れた仕組みを作り上げていくのか
マーケティングを行う人間の本当の仕事だと考えています。

売れる仕掛けも必要ですが
モノやサービスが自動で「売れていく仕掛け」を作ること
マーケティング担当の方に重要な仕事だと考えています。

御社でもマーケティングの「仕組み」が出来ているか
ぜひご確認ください。

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より多くの方々にとって役に立つ
ブログにする事が出来ればと思います。

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