こんにちは。セミナーズの鳥内です。

一か月ほどご無沙汰してしまいましたが、

3日間のビデオセミナー開催、
ジェイ・エイブラハムの来日決定、
ジェイ・エイブラハム販売代理店制度開始、
小林一光さんとのコラボセミナー開催、

郷里の富山での講演、
大阪・福岡でのセミナー開催、

そしてクライアント様のコンサルティングと、
なかなか落ち着かない日々を過ごしていました。

そして昨日、たまたま妹の誕生日と重なったので、
(だから、というわけではないのですが)

久しぶりにメルマガを書きます。




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激動の未来を勝ち抜く「超」一流の仕事術
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今回は随分いかめしい表題ですが、実はこれ、
先日富山で行った講演のタイトルです。

私の講演やセミナーは、
通常仕事盛りの経営者の方が多いのですが、

その日の講演は、大学のキャンパスで行った
ということもあってか、実に若い人が多く、
学生の方も多数いらっしゃいました。

そこでは一切マーケティングのお話はせず、
ビジネスマンとしての基本的なマインドを
お話ししたのですが、

これが意外にも経営者の方にも好評だった
ので、大阪・福岡のセミナーでも同じ話を
しました。

その一部をここでシェアしたいと思います。

この講演の中で、

スタンフォード大学の人気講義の中で行われて
いたのと同じ、簡単な演習を行いました。

この演習は、下記の書籍の中で紹介されている
もので、概要は以下のようなものです。

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いま、手元に5ドルあります。
2時間でできるだけ増やせと言われたら、みなさんはどうしますか?

これは、スタンフォード大学で実際に学生に出された課題です。

クラスを14チームに分け、各チームには、元手として5ドルの入った
封筒を渡します。

課題にあてられる時間は水曜日の午後から日曜日の夕方まで。

このあいだ、計画を練る時間はいくら使ってもかまいませんが、
いったん封筒を開けたら、2時間以内にできるだけお金を増やさ
なくてはいけません。

各チームには、実際にどんなことをしたのかを1枚のスライドに
まとめ、日曜日の夕方提出してもらいます。

そして、月曜日の午後、チーム毎に3分間で発表してもらいます。


おなじ課題を出されたら、みなさんならどうしますか?

いろんなグループにこの質問をすると、たいてい「ラスベガスに行く」
とか、「宝くじを買う」と言う人が出てきます。

ドッと笑いが起きます。こういった人たちは、大きなリスクを取って
大金を稼ぐという、ごくごく低いチャンスに賭けているわけです。

次によくあるのは、5ドルで道具や材料を揃えて、
「洗車サービスをする」、あるいは「レモネード・スタンドを開く」
といった答えです。

2時間のあいだに、使ったお金よりも多少儲けようという人にとっては、
それもいいでしょう。ですが、その授業を受けた学生のほとんどは、
こうしたありきたりな答えのはるかに上を行く方法を見つけました。

多いチームでは、600ドル以上を稼ぎ出しました。

5ドルの投資リターンは、クラスの平均で4000パーセントにもなりました。
多くのチームが元手に手をつけていないことを考慮すると、リターンは
無限大とも言えます。

彼らは一体、どんなやり方をしたのでしょう?


(20歳のときに知っておきたかったこと
 スタンフォード大学集中講義 より引用)

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大金を稼いだチームの共通点は、

「元手の5ドルにはまったく手をつけていなかった」

ということでした。


お金に注目すると、問題を狭く捉えすぎてしまう
ことに気づいたのです。


これと同様の問題が、あなたのビジネス
にも起こってはいないでしょうか?

先日の弊社担当者からのメルマガで、ノミの話、
メンタルブロックの話が出ていましたが、

あなたが置かれている「現状」の全てが、
メンタルブロックを作り出す要因になる、

ということです。

例えば今持っているお金という「現状」。

それに囚われて発想が狭くなってしまう。
本来の可能性を諦めてしまう。

こんな人が実に多い。

でも、あなたの限界はそこにはないのです。

今の現状、あるいは過去がどんなものであれ、
その現状があなたの未来を縛る理由などない。

スタンフォードの講義の事例は、まさにその
1つを顕著に表しているものです。

もちろん、メンタルブロックを作り出して
いるのはお金だけではありません。

最も深刻なものが、今あなた自身が常識
として信じている凝り固まったパラダイム。

かつての成功体験と共にしがみついている
パラダイムです。

そしてその影響は、一個人の発想を限定的な
ものにするだけでなく、一つの産業の終焉、
国家の没落にさえ繋がるものです。

歴史は雄弁です。

かつては常識的であり、今は完全に時代遅れになった
パラダイムを表す「歴史的名言」を紹介します。


「個人が自宅にコンピュータを持つ理由はない」

-ケネス・オルネン(デジタル・エクイップメント社の創業者兼社長、1977年)


「テレビは半年もすれば市場から消える。
  毎晩、合板の箱を凝視することに、人はすぐ飽きるだろう」

-ダリル・F・ザナック(20世紀フォックス映画社長、1946年)


「彼らのサウンドは好きになれない。ギターのグループは廃れつつある」

-デッカ・レコーズ(ビートルズを拒んだレコード会社、1962年)


「この「電話」なるものには欠陥が多すぎて、コミュニケーションの
 手段として実用的ではない。この装置は本質的に無用の代物だ」

-ウェスタン・ユニオンの社内メモ(1876年)


「地球は宇宙の中心だ」

-プトレマイオス(天動説を唱えたエジプトの天文学者、紀元2世紀)



自分が固執する旧来のパラダイムを脱却し、
新しい時代を拓くために必要な本質的転換を手にする方法について

多くの人がこうした「現状」に囚われてしまう理由、
本当の可能性を諦めてしまう原因は、実はとてもシンプルです。

次回登場する時には、そのシンプルな原因についてお話ししたいと
思います。

それでは、また。


セミナーズ 鳥内