東野圭吾さんにしては、珍しいファンタジー小説だとどこかで読んだ
確かに、ファンタジーと言えばファンタジーだけど、でも東野圭吾さんが書くとどこか現実味を帯びている感じもしてしまう・・・
クスノキに祈念する人は、一体何をしているのだろうか
クスノキの番人になったものの、クスノキの秘密について何も知らない。
自分で考えろと、言われる。
どんな結末が、待っているのか・・・
※ネタバレ有り
「クスノキの番人」 東野圭吾
クビになって腹いせに前の職場の商品を盗んだ玲斗は、警察に捕まってしまった。
そんな時、見ず知らずの人が助けてくれて、玲斗は刑務所に入らずに済んだ。
その人は、玲斗の祖母の姉だと言う。
玲斗の母親は既に亡くなっていて、身寄りは祖母しかいなかった。
祖母に姉がいるなんて、知らなかった。
祖母は玲斗を助ける代わりに、クスノキの番人になるように命じた。
理由が分からないまま、玲斗はクスノキの番人になった。
恩人は、ホテル等を経営する金持ちだった。
たまに、玲斗を社交界に連れて行ったりもした。
みんな、なんで何度もクスノキに祈念するのかと聞いても、自分で答えを見付けるように言われて、教えてもらえなかった。
が、ある日父親が何をしにクスノキに祈念しているのか気になった娘と出会い、玲斗はその女性と一緒にクスノキの秘密を探ることに・・・
ネタバレをすると、新月の夜にクスノキに思いを伝える。
血の繋がりがある親戚は、満月の夜にクスノキからその念を受け取ることが出来る。
と言うことだった
でも、伝えたいことだけじゃなく、感情や後ろめたいことなども全部伝わってしまうから、伝える方は覚悟がいる。
それでも、遺言じゃなくてクスノキに念で送りたいと思う人物もいる。
みなさんは、遺言ではなく何か残したいメッセージはありますか
あと、伯母は自分が認知症になりかけてるって、自分で分かってたのよね。
独身の自分には子供がいないから、玲斗がいて助かったと思った。
クスノキの番人を続けるには、血の繋がった者じゃないとダメだから。
すぐに忘れてしまうので、何か用事があると忘れないようにすぐにメモった。
たまにドラマや他の本でも、自分が認知症になりかけてる分かる人がいるのよね
うちも、たまに自分が認知症になるんじゃないかと心配になる時がある
ツレは、歳をとったら自分が世話してもらう気満々だけど、うちがお世話になったらごめんw
ツレや小春のこと、忘れたくないなぁ。
母親は、よく死ぬのが怖い理由は家族に会えなくなるからだと言っていた。
そんな母親は認知症になって、もう家族のことを忘れてしまった。
会えなくなるのも忘れるのも、同じことよね。
今の環境は認知症になりやすそうだから、自分なりに認知症予防しとかないと