最近小説を読むタイミングがなかったので、お酒を飲んで目が冴えてる時に、夜更かしして一気に読んだよ
今回はそこまで続きが楽しみ的な感じじゃなかったから、途中で止まっちゃったのかな
でも、小説は一気に読んだ方が余韻に浸れて良いね
※ネタバレ有り
「ゲームの名は誘拐」 東野圭吾
佐久間はある企画を立ち上げていたが、葛城と言う副社長が急に没にした。
今まではOKサインを出してたのに、もっと斬新なものが欲しいと言って来たのだ。
この企画には自信があったのに、時間も労力も使ったのにこの扱い・・・
佐久間は、葛城に恨みを持った。
飲みに行った後、なんとなくその恨めしき葛城の家を見ておこうとタクシーに乗った。
葛城の家は、立派だった。
その家の塀から、ある少女が抜け出していた。
佐久間は葛城の弱みを握れるかもしれないと、少女の後を追った。
少女は、今夜泊まれる場所を探しているようだ。
佐久間は、少女に声をかけた。
少女は樹理と言って、家出をして来た様だ。
樹理は葛城の前妻の愛人の子供で、母親が亡くなったので葛城が引き取る形になった。
が、形見の狭い思いをしていた。
あの家も嫌だし、妹の千春のクリームをちょっと使っただけで喧嘩になって嫌になったので、家でして来たと言うわけだ。
葛城に愛人の子供がいたと言うことだけでも弱みを握れたし、この少女を何かに使えないかと思っていた。
佐久間と葛城は、似たようなところがあった。
それは、仕事にしろ人生にしろゲームだと言うのだ。
樹理と言う手の札はコチラにある。
葛城を陥れるために、誘拐ゲームをしようと思った。
樹理もお金が欲しいと言ってるので、身代金を3億円取ろうと思ったのだ。
誘拐ゲームをし樹理を家に帰すことに成功したが、一向にニュースに上がらない。
が、しばらくすると樹理が行方不明と言うニュースが流れた。
樹理は、あの後家に帰らなかったのか
と思ってニュースを見ると、ニュースに映っていた樹理は佐久間の知っている樹理ではなかった。
ならば、自分が今まで過ごしていた樹理は、一体誰なのか・・・
人生をゲームとして考えるのって、楽しそうね
仕事で成功するのも、ゲームの一環
でも、頭良くないとゲームで勝てないから、うちには人生と言う名のゲームに勝てる気がしないw
佐久間は誘拐ゲームをする時も、どんなに面倒臭くても念には念を入れた作戦を練っていた。
ゲームに勝つには、全ての工程において完璧でなければならない・・・
ニュースに映った樹理の顔が佐久間の知ってる樹理じゃないってところで、どう言うこと
と、思った
完璧に誘拐ゲームに成功したと思ったのに、雲行きが怪しくなって来たぞ・・・
と、思った
もしかして、ゲームに負けるのか
佐久間と葛城、果たしてゲームに勝ったのはどちらか・・・