今回の小説、結構分厚かったでした
しかも、専門用語が多すぎて、途中で読むのが飽きると言う・・・
いや、最後まで読むけどね
本が分厚くて途中で読むのが飽きるって、なかなかキツイな・・・
そこまでハマらなかったけど、最後まで読んで良かったと思いました
※ネタバレ有り
「天空の蜂」 東野圭吾
自動操縦ヘリコプターが、何者かに盗まれた。
そして、それを新陽と言う原発に落とすと言う脅迫状が各所にFAXで届けられた。
犯人の要求は、ヘリコプターの燃料が切れれば、勝手に新陽に爆弾の詰め込まれたヘリコプターが落ちると言うもの。
そうされたくなければ、全ての原発を停止するようにとのことだった。
原発の上ではヘリコプターや飛行機は飛んではいけないと言うルールがあるので、誰もこう言うことが起こるとは想像していなかった。
政府は、新陽にヘリコプターが落ちた場合でも、安全なので心配することはないと言っている。
だが、本当にどこまで安全かは分からない・・・
ただ、普段から安全だと謳っている以上、市民にこう言う脅迫状が届いたが、危険だから逃げるようにと言えない・・・
原発を止める段階として、市民に節電を求めた。
夏だったので、みんなエアコンもつけれず汗だくだった。
海水浴に来ていた観光客も、恐くて逃げ出した。
爆弾が入ったヘリコプターが原発に落ちても、本当に安全なのか
犯人も目的は、なんなのか・・・
普段、原発について考えることが全くなかった。
近くに住んでる人とかは原発反対派がいて、原発がどれだけ危ないかを訴えていると言う。
うちは良く分からないけど、放射能とかで病気になったりもするし、危険なのは確かである。
だけど、ないと生活がしていけない。
ないと困るが、あると危険。
そして、一番恩恵を受けているとのは、原発から遠く離れた都会に住む人達なのである。
快適に暮らしてるが故に、うちと同じ様に原発にそこまで関心を払ってる人も少なくないのではないだろうか
この小説を読んで、改めて原発とはどんなものかを知った感じだった
ツレに聞いてみると、ある程度仕組みを知ってる感じだった
うちも本を読んで知ったけど、専門用語多いし分かりやすく書いてあるんだろうけどいまいち分からない点も多かった
反原発派の人は、原発で働く人を凄く嫌う傾向にあるみたいね
子供なんかは、父親が原発で働いてると放射能が伝染るとかイジメの対象になったりもして・・・
色んな意見があるだろうから、解決策を導き出すのは難しい問題ですね。
何が良いか悪いか、ハッキリしない問題だろうしね。
普段自分と関係ないから、改めて考えさせられるお話でした