東野圭吾さんの作品にハマる、今日この頃。
以前は心理描写があまりなくキャラだちがしてないと敬遠してたけど、今はストーリーのテンポとかが面白くて続きが気になって仕方なくなり、没頭して読んでしまう程に
今回の作品も、うち好みの話でした
※ネタバレ有り
「11文字の殺人」 東野圭吾
売れないミステリー小説家のあたしは、ある日恋人から殺されるかもしれないと聞かされた。
そして、恋人は本当に殺された。
恋人に妹からは、好きな遺品を持って行って良いと言われた。
あたしは恋人が仕事の資料として作って来た物が欲しいと、譲り受けた。
が、ある日以前一緒に働いたことのあるカメラマンの女性が、恋人の川津が作った資料が欲しいので見せて欲しいと言って来た。
あたしは了承したが、カメラマンの女性が取りに来るまで中は開けないで欲しいと言われた。
が、急にその女性がやはりいらなくなったと言われた。
不可解に思ったが、家に着くと到着したダンボールは家を出てくる前と比べて、1つだけ乱雑になっていた。
誰かが家の中に入り、箱を開けた形跡がある・・・
あのカメラマンの女性か・・・
と思った矢先、そのカメラマンの助成が殺された。
恋人が殺されたこの件と同じく、何かあったのか
調べていく内に、怪しい共通点が分かった。
恋人は自分が殺されるかもしれないと言った日に、他の人物と会っていたのだ。
その人物はスポーツジムの社長で、昔クルージングを一緒にしたと言う。
そのクルージングには数人のメンバーがいたが、その時に嵐に襲われ皆無人島に辿り着いたと言う。
が、1人だけ亡くなった。
嵐の中、誰もその人を助けに行けなかったと言う。
しかし、この話には何か裏がありそうだ・・・
みんなこの事件の秘密を守ろうとしているが、秘密を守ろうとする人間がどんどん殺されていっている。
その無人島で、一体何があったのか・・・
調べてみるが、秘密を話そうとしてくれた人物は先回りして殺されてしまう・・・
調査がなかなか進まない中・・・
無人島って響きだけで、なんかワクワクするw
みんなが秘密にしようとしている無人島の事件で、一体何があったのか
真相が分かった時には、ゾクッとしましたね
人を殺す動機としてはあるかもしれないし、みんなが秘密にしておきたかった理由も分かる・・・
でも、殺人犯が秘密を知ってしまった以上、いつか自分も狙われるかもしれない・・・
そして、犯人がまたまた意外だった
もうね、毎回意外過ぎる
もう意外な人を疑った方が良いんじゃないかってくらい、毎回意外な人物
ドキドキしながら、読み進めて行きました
無人島で、嵐の中1人助からず溺れている人がいたら・・・
助けに行った自分も助からない可能性が高いけど、このまま見殺しにするのも辛いよね・・・
その場にいないとその人達の苦しみが分からないから、恋人からしたらなぜ誰も助けに行ってくれなかったって思っちゃうよね
難しい状況って、あるよね・・・