☆木材に生木(なまき)と乾燥材があるのをご存知ですか?

一時、欠陥住宅で報道された家は、生木を使っていたことも、

原因の一つです。

なぜ、業者は生木を使ってしまったのでしょうか?

それは、乾燥材は一手間掛けていますから、生木より高いからです。

そこで、コストを抑えるために、生木を使ってしまったのですね。

生木は伐採後に、製材しただけですので、木材の内部に水分を含んでいます。

これを、通常は乾燥倉庫で乾かすのですが、その工程を省いた木材もあります。

一般には、仮設工事や仮設建築物につかわれる木材です。

この部類の木材を使えば、コストは下がりますね。

しかし、家に使った場合は、乾燥後にねじれや割れ、縮みが発生してしまいます。

せっかく締めたボルトも、木材の収縮でボルト自体緩んでしまうことも考えられます。

緩んだ軸組みやボルトのせいで、家が傾いたり、壁に亀裂が発生してしまうのです。

ですから、安いと思われても、そこにどのようなものが使われているかを、

チェックする必要があるのです。

結局、高い買い物をされないように、お気をつけてくださいね。

PS,乾燥材はKD材と表記されています。木材にも刻印されていますね。