臨床心理士 金子泰之の「行き当たりバッチリ」日記 -19ページ目

こんにちは!!



浦和高等学園の


金子です。


http://www.urazono.net)


台風、心配ですね~~


皆様、ご自愛ください!


さて、


今年度、

私がスクールカウンセラーとして勤務している

学校の図書室の先生より、


「お勧めの一冊」本ニコニコ

紹介してほしいというお話を頂きました。
 

このブログでもこれまで、

たくさんの本を紹介させて頂きましたが…
 

いざ、「お勧めの一冊」となると頭を悩ませる


今日この頃…あせる得意げ

しかも、中学生向けに…


う~~んUFO


無難にいくかパー


気をてらうか…ロケット


ちょっとかっこつけるかべーっだ!


知的にいくか…メガネ


もしくはお笑いにいくか…ねこへび


う~~ん、悩む。むっ



もうちょっと考えます。




まぁ行き当たりばっちりでしょ??!!にひひチョキ





おはようございます!!



浦和高等学園の


金子です。


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グッと気温が下がりましたね・・・晴れ目



綺麗に体調を崩しました・・・得意げ汗


が連日、


早めに寝るようにして満月ニコニコ


今週は乗り越えられそうです!!


やはり、睡眠は大事ですね!!


季節の変わり目ハロウィンで、


心身共にバランスを崩すあせる時期でもあります。


皆様、ご自愛ください!!べーっだ!




おはようございます!!



浦和高等学園の


金子です。


http://www.urazono.net)


本の紹介です!!




メリットの法則 

行動分析学・実践編 

奥田健次著 集英社新書



長い引用となりますが、是非、

今お子さんが不登校状態に陥ってしまっている

早期の状態であれば、この引用は必ずと言ってよいほど役立つものになるでしょう。にひひ



 途中、専門用語ややや難しい文言が出てきますが、


その点は、インターネット等で調べて頂ければと思います。


以下、引用です。


P129 不登校への支援

 不登校状態に陥っている子ども、

家族に対して


「何もやらなくてよい(社会が悪いから)」と

言うせいで、

当事者の多くはその耳への甘い言葉に騙されてしまって、本当に何もやらない。


医師や心理士の中には

「子どもの甘えを全面的に受容すべきです」と


言う人もいて、これらの無責任な助言のせいで子どもの召使いのようになっている親や祖父母と数多く出会ってきた。


機能分析など、まったく無視されている。


学校に行くことを強く拒否する行動、部屋にこもって過ごす行動などを、


「不登校」


「ひきこもり状態」


とレッテルを貼って好き勝手な解釈をするばかりで、一つ一つの行動を行動随伴性で見ようとしない。


 

学校に行かない子ども→では、

学校に行かず、

どのように家で過ごしているのかを調べる。



<具体例>
イチロウは、遅いときは朝10時過ぎに起きてきて、少しジュースを飲む。


しばらくすると、部屋に戻って漫画を読み始める。

母親が「漫画はだめでしょう!」と注意すると、

暴言を吐く。暴言を吐くと、母親はカウンセラーと

医師の言葉を思い出し、

それ以上は何も言わずに引き下がる。

またしばらくすると携帯ゲームで遊び始める。

お昼前になって、

母親は「部屋でゲームばかりさせるよりはマシかな」と思って、

スーパーへ買い物に行くのに付き合うように

イチロウに声をかけてみた。


すると、面倒くさそうだが、

イチロウは駐車場まで出て車に乗り込み、

母親の買い物に付き合ってくれた。


買い物を終えると、

イチロウは「お昼ご飯はハンバーガーがいい!」と

言い出して、バーガーショップの前で立ち止まった。


母親は、イチロウの提案に従って、


バーガーショップに二人で入ったのであった。



ここでイチロウの行動随伴性に着目する。



母親に提案したのは以下のこと


・下の二人はまだ学校に行く日もあるので、

学校に行けた日(遅刻せず早退もない日)には、

大きなカレンダーにそれぞれの子ども専用のシールを、記録代わりに本人に貼らせること



・次回、そのカレンダーを持参すること


・1週間の過ごし方を表に持参すること



3週間後、母親は上記のことをすべて実施して、

記録を持って来所した。

それらの記録に基づいて、無理のない目標設定をそれぞれの子どもに立てて、

来週以降、目標達成に(行動の結果)応じて、

週末の母親との過ごし方を変えることを提案した。


目標は、下の兄弟が週4日以上、

学校に行けたら、週末に母親とファミリーレストランかバーガーショップ。


イチロウは週1日、保健室登校でも出来れば、

母親とファミリーレストランかバーガーショップ。


こんな提案すら、母親にとっては驚きだったようだ。


私と出会うまでは、


「きょうだい、わけ隔てなく」などと言われてきたのに、私から始めて、


「行動の結果に応じて、きょうだい、に歴然とした差をつけること」


「目標はそれぞれの子どものスモールステップなので、


きょうだい間で『ずるい』とか『甘い』などと言わせない。


「ファミリーレストランかバーガーショップはどんなことがあっても普段は行かないこと」などを聞かされたからだろう。


しかし、これが私の「行動の処方箋」だ。

 


母親は、子ども達に来週からの方針を伝えて実行に移った。


すると、下の兄弟たちは、1週目、いずれも目標をクリアした。


予想通り、兄イチロウは不機嫌な1週間を過ごして、それまでと同じように学校には1日も行かなかった。


大変なのはその週末である。


母親はイチロウだけを家に残して、

下の子達を連れて、

ファミリーレストランに出かけた。


これまた私があらかじめ母親に伝えていた

予想通り、イチロウは怒ったりすねたりしたが、


母親は手ごたえを感じることが出来た。


学校を休んで好き勝手やっている兄のことを

「ずるい」と不満に感じていた、

下の子二人が、学校に1日も行かない兄のことを

「かわいそうだね」と言えるように変わったからで

ある。


母親からすれば、

親の関わり方を変えてたった1週間で、


不満が満足に、憎しみが哀れみに変わったことは、奇跡のように思えたに違いない。
 


2週間後、イチロウは久しぶりに


保健室登校ができたことも、


母親の驚きを倍増させた。


その週末、母親はようやく3人の子どもをつれた、


バーガーショップに行くことが出来た。


“こころの中身”は不毛な議論



このようにして、


この家庭の不登校、

「3打数3安打」の問題は見事に解消された。


こうした事例は、たまたまうまくいったのではない。


ここではイチロウの家のケースを紹介したが、


同様のケースは枚挙にいとまがない。


行動分析学を用いた教育相談の成果は、

このように劇的で即効性もあるので、

同業者により批判はオカルトっぽくなっていくことがある。


大学教員であろうと医師であろうと、

次のような批判にはまさにオカルトっぽい。


よくあるそれらの批判のパターンは、

「行動だけ変化しても、“こころの中身”はどうなのかしら?」、


「学校に行くことが“本質的な解決”なの?」


「“報酬で動かす”のは良くないことじゃない?」


などといったものである。
 


“こころの中身”って何なのだろうか。


行動分析家は、いわゆる


“こころの中身”


と呼ばれるものであろうと、

それが死人に出来ない活動ならば、行動として取り扱っている。


批判者の言う


“こころの中身”


なるものが循環論にならないようにと願う。


“本質的な解決”とは何なのだろうか。


者であろうと一般的な人であろうと、


どうしても受け入れたくないときに


“本質的には”と言いたがるようだ。



言っている本人が“本質的”という言葉が何を指しているのかを具体的にいえないものである。


“報酬で動かす”というのも、おかしな話だ。


“動かす”というよりも、


自発的に“動く”ように援助しているだけである。


不登校のイチロウの場合ですら、自分自身でどのような行動をするか選択することが出来るのだ。


学校に行かず、家にいても良いが、


その場合はファミリーレストランやバーガーショップに行く権利が得られない。


世間一般で言われる

「罰」(嫌子出現の弱化)を使って


“動かした”のではない。


条件だけを明確に定めて“動く”ようにしたのだ。


私達も海外旅行に行きたければ、


旅費やホテル代を自分で稼ぐしかない。


海外旅行に行くか行かないか、行けるか行けないかは、すべて行動する本人次第なのだ。






* 長い引用になりました。
私は奥田先生が専門にされている、

「行動分析学」についてはほんとに付け焼刃程度の知識しかありません。


しかし、不登校支援において、本人の精神世界に

焦点を当てすぎること、またはゆっくりと見守ることは、


時に、逆効果、むしろ、悪化させてしまう


(つまり、不登校状態の延長化、引きこもり状態の慢性化)ことが多くにあるように、これまでの臨床経験から感じています。



 過去のブログで、


家族療法で有名な中村先生の研修会の報告、


及び感想を記載したことがあると思います。


そこでも
中村先生は


「登校刺激というよりも、社会化刺激だ」


という言葉があったと思います。


今回の引用の中で記載されていることは、


ウラゾノの保護者の方々、もしくは不登校のご相談にて、私のところに足を運ばれた方々であれば、


幾度か耳にしたことのある内容だったかと思います。


実際に、たった2回の面接で、


母親の子どもに対する対応を検討し、


実行に移したところ、劇的な回復を見せた


ケースも実際にあります。


今、現在、お子様が不登校状態になってしまっている、

もしくは、


なって1週間・・・


といった状態のご家族がいらっしゃいましたら、


善は急げです。



(「早期発見、早期治療」です。)



この奥田先生の 「メリットの法則」の一読をお勧めします。


またもちろん、ウラゾノに連絡いただき、


金子のカウンセリング予約を入れていただければと思います


(なんだか宣伝みたいになってしまい、


すいません。)



最後に、なんだかんだ言っても、


私がよく使うフレーズですが、

「人の心は見えません・・・し分かりません・・・」


そして、結局は専門家として、

不適切な状態から健康な状態にすることが

出来なければ、


それは専門家とはいえないのではないでしょうか・・・


これは自戒の念もこめてですが、



心理の世界では~~派、~~派とありますが



お金を頂いて、カウンセリング、精神療法をさせていただいている以上、


「治してなんぼ」の世界です。



河合隼雄先生がどこかの講演会か、本の中で仰っていました、


「何々派(例えばユング派、フロイト派など)というのはバックボーン。つまり背骨です。背骨が外に見えたらおかしいでしょう。


バックボーンを持ちつつ、

クライエントの個性にいかに合わせて治療していくかがポイントです。」




といった内容だったかと思います。




まさしくその通り!!



すべての子ども達を救うことは正直、


出来ないですが、出来るだけ、多くの子ども達、


保護者の方々に少しでも笑顔が出るような



支援をしていきたいと思います。




こんにちは!!



浦和高等学園の


金子です。


http://www.urazono.net)


先日、前回のブログで掲載した、


中華料理屋さんに、地元の友人らと行ってきました~ラーメン


私の友人の一人は

沖縄出身のイケメン美容師さん星なのですが、


彼がひょうんなことから、

「コーラにはアリがよく合う」という、

訳の分からないことを言いだしまして…



沖縄のアリはレモンの味がするそうです目


(ほんとかね…(@_@;))



そこから、ゲテモノ食いの話になりまして…ひらめき電球



最後は店主も交えて、

ゲテモノ喰い体験談みたいになりました。



私も、中学時代、やっていたボーイスカウトの

野外キャンプで、

先輩のスカウトの悪ノリでアリを炒って

食べたことがあります。


私の記憶ではアーモンドのような味がしたような

気がします…あせる

レモンではなかったなぁ…



まぁ、そんな他愛もない話しで、


楽しい秋の夜長を味わいました。



いや~~それにしても面白かったなにひひにひひ


友人たちや、店主に感謝です。






こんにちは!!



浦和高等学園の


金子です。


http://www.urazono.net)


公益社団法人 

日本精神神経科診療所協会で
発行されている

「日精診」
2013年5月 39巻3号(第204号)
というジャーナルを、


私が勤務しているクリニックで見つけ、
空き時間に目をパラパラと通していると、


なかなか
興味深い記事がありましたので、


ここで、ご紹介したいと思います。




児童青少年問題関連委員会主催 子どもの心の健康を考えるシンポジウム



「青年期の障がいと理解と援助」
での講演、

ディスカッションの議事録より引用



臨床心理士 金子泰之の「行き当たりバッチリ」日記



臨床心理士 金子泰之の「行き当たりバッチリ」日記


会場A<フロアにいる先生からの質問>

:私は近県の小学校教員で、

青年期ではないんですが、

学童期ということで、まず感想として、

やはり青年期に発達障害が出るのは難しいなと。


やはり基本的に小学校、中学校、高校まで、

とにかく勉強が出来ればいいということで来ているので、


診断ありきではなくて、その子に寄り添うという考えなので、いいんですが、


やはり親が告知と言うことで、

非常に嫌悪感を示すと言うことで、

やはりそれが一つ。
 


 あと教員の特別支援とか、

そういうことに対する理解の低さというんでしょうか。

私は39年前に教員養成大学を出ましたが、

当時はそういった講座はないんですが、

今はどうなのかということ。



 あと、先ほど20代から40代で非常に発達障害で困っている方が多いということなんなんですが、

私の教え子で一番最初の子はもう42歳になるんですが、そのころ特に発達障害という子はいなかったような気がするんですが、

なぜ今こんなに増えてきているのでしょうか。


(中略)



田中<田中康雄先生:日本児童青年期精神医学会災害対策委員 こころとそだちのクリニックむすびめ 院長、児童精神科医>

:以前は発達障害がいなかったというお話ですが、

そういう特性を持って生活されている方は振り返るとおいでだったと思うんです。


それは大学の中にもおいでだったと思うし、

大学の先生にもおいでだったと思うし、

いろいろな仕事をされている方にもおいでで。


そうすると、何かそれを持ってしても生活を

サポート出来るような懐の深さといいましょうか。


あいまいさみたいなものがあったのかなということ、


お互いさまということでそれをカバーできるような組織構成があったんじゃないかと思うんです。


 今、全然使いものにならないからどうしようもないんだということで、若い20代、30代の方が、

職場から事例として紹介されるんですけれども、


その上司でさえも、いや昔もああいう人がいたんだよという話。


でも、言ってもしょうがないから、


他の方が2倍ぐらい働いていたんだという話をするんですよ。でも、今は2倍働きたい人がいないので、それでクローズアップされる。
 


 だから助け合うような部分、しょうがないというのがなくなってきて、

すごくそこに焦点を合うようになり、


その焦点を合わせる共通用語に発達障害が使われやすいところがあるのかなという思いがあります。


これ以上は社会学的な、社会構造主義みたいな発想になってくると思うので保留しますけれども、いなくなったわけではない。


よくサポートされている部分と、

しかし、もう一方で全然よくサポートされてなくてとてもつらい人生を送って、


本当に暗い人生を送った方もたくさんおいでだったんだろうなと思うので、


これは昔がよかった、今が大変だというのじゃなくて、昔も大変な人は別の意味で大変だったんだろうなと思い、


今も大変な方をじゃあ、どうしたらいいかというのが、これからのポイントなんじゃないかなと思っています。


以上が引用です。


*< >内は金子の注釈、下線も金子です

 




会場から質問されたA先生は現場でまさに感じる質問かと思いました。


またそれに対する田中先生の回答が非常にわかりやすく、参考になりました。



 実際、私が小学生や中学生の頃を思い出すと、なんらかの「発達障害」の症状を呈していたと思われる人がいたようにも感じますが(私の場合は、ぶっちゃけ、先生の方に多い気がしてます…(苦笑得意げ)、


現在のように、学年で問題視されたり、


大事になっていなかったと思います。


「あいつってちょっと変わってるよなぁ…目べーっだ!

程度で(逆に私もそう思われていた部分もあるかも知れませんが…)、問題なく学生生活を過ごしていたと思います。



田中先生も仰っていますが、


「お互いさま」という気持ちや余裕が、


薄くなっているような気も個人的にしますね…



私の最近の体験では、家の近所に良く行く

中華料理屋さんラーメン割り箸にひひがあります。


そこに先日、家族で行った際に、


座敷があるお店なのですが、


隣のテーブルは、私たち家族と同じような人数でした。


メインのご飯はほぼ皆さん、

済まされていたようで、あとはデザートを待っているような状態でした。



そこで、私たち家族が、となりのテーブルに

座ろうとすると、その隣のご主人さんが、


「私たちはもう大抵、食事は済んだから、

こちらのテーブルをよかったら使って下さい。その方が広いでしょ!!」


と微笑みながら、声をかけて下さいました!!
 


 私は「すいません、ありがとうございます。

助かります!申し訳ないですニコニコ」といって、


そのご好意に感謝しました。
 


そして、隣の御家族が会計を済ませ、

帰る際に、


私からも


「お気遣い、ありがとうございました」と


声をかえると、



その御家族、


皆さんが


「いいえ~~どうも~~」と


いった感じで帰られたのでした。


その後の私たち家族の食事は、目の前の料理の味はもちろんでしたが、より心地よい気持ちの良い時間となりました。





話がだいぶ、それましたが、



「お互いさま」という気持ちが、時に自分も他人も幸せな気分になることがあるように思います。

 



現在社会は個人がより孤になりやすい時代となりました。


ITの発展も大きく影響しいているかと思われます。


そのような中で発達の凸凹を感じている当事者の方々、もしくは子どもの言動に、発達の凸凹を感じてらっしゃる保護者の方々は少なくありません。




私は医師ではないでの、診断は出来ません

が、発達障害という診断のもと、


ウラゾノに来ている生徒たちはもちろん、


スクールカウンセラーとして出会う子ども達、


クリニックで出会う方々に、私は


「社会生活をなんとなくでも送れるような支援」



を心がけています。



そこには様々な心理学的技法や方法を駆使しますが、


ようするに、具体的な支援方法や福祉サービスをいかに適切に使って行くことで、


その方が少しでも笑顔で生活していけるようになるかを、一生懸命、一緒に考えていくことが、大切なんじゃないかと思っていますべーっだ!!!




や長くなりました、最後まで読んで頂いた方、どうもありがとうございます。




追:今回紹介した、「日精診」(2013年5月 39巻3号(第204号)に記載されていた田中先生の講演会の議事録をもとにウラゾノの常勤スタッフと研修していきたいと思っています。