おはようございます!
浦和高等学園の 金子です。
本日は晴れて気持ちの良い朝でした!!
さてさて、
久しぶりに中島らもさんの本を読みました。
あいかわらずぶっ飛んでいるが、
やはり内容は刺激的だが面白く、
興味深く、考えさせられます。
『僕に踏まれた町と僕が踏まれた町』
中島らも 集英社文庫
P79 禁じられた遊び
考え方の違いかもしれないが、
学生が大人の真似をして酒を飲んだりするのは
僕の感覚ではしごくあたりまえのことなのだ。
飲み方を知らないから当然大失態を演じる。
酒の手ごわさを知る。
そういう体験はむしろ子どもにとっては
必須の
「通過儀礼」なのではないだろうか。
だからといって何も高校生がそれをやる必要はない、というのも正論かもしれない。
ただ、ここ何年か春先になると必ずといっていいほど、大学の新入生歓迎コンパで死者が出る。
急性アルコール中毒による死亡である。
これは先輩なりにそうした場数を踏んだ
人間がいて、むちゃ飲みを事前に
やめさせるなり、指を突っ込んで吐かせるなり、
暖かくして寝かせるなりしていれば、
何割かは防げるものである。
「教育上よろしい」育て方をしてやっと
大学にまで上げた子どもをそんなことで
死なせてしまった親の気持ちを考えると暗然とする。
「教育上よろしくない」ものがほんとうにチリ一つ
ないまでに掃除消毒されてしまった教育を考えると恐ろしい気がする。
そこから「検査済み」のはんこをもらって出てくる人間も恐ろしい。話すことが何もない気がする。
先月、僕の持っている劇団の4回目の公演をした。
その予約受付をしていると中学生の子から電話がかかってきた。
「あの、このお芝居は中学生が見ても
いいようなものでしょうか」
僕はそういう聞かれ方をするとは
夢想だにしなかったので、面食らった。
たしかに父母の方から、
小学生の息子を連れて行きたいが大丈夫だろうか、
というような問い合わせは何件かあった。
が、当の管理されている本人からの
自主規制の問い合わせは初めてである。
劇団員たちは顔を見合わせて首をひねった。
この子はどういうものの考え方をしているのだろう。
普通、この年頃の子なら、
親や学校からは見てはいけませんと
言われるからこそ、
その禁をかいくぐって見に行くのだ。
「中学生には刺激が強いかもしれません」と
答えたらこの子は来ないつもりなのだろうか。
そうやって大きくなり、そうやって年をとり、
死んでいくつもりなのだろうか。
与えられ、許されたものだけを受け入れて・・・
なんとも不思議だ。
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いかがなもんでしょう??
法律で禁止されていること
(未成年の飲酒や喫煙など)をするのは
当然のことながら違法であるし、
それなりの処罰を受けなければなりません。
それは自明のことです。
しかし、時にたとえ話で話すことがあるのですが、
「散歩中、あなたは赤信号で横断歩道で止まっています。しかし、右からも左からも車は来ていません。周囲に人もいません。そのような時、あなたは赤信号を無視して渡りますか??」
もちろん、「渡りません」でしょう。
しかし、この場合はどうでしょう??
「あなたは今、変質者に追いかけられています。
変質者は武器を持ってあなたを襲おうとしています。一生懸命逃げていましたが、交差点に差し掛かったとき、そのときの信号は赤でした。右からも左からも車は来ていません。周囲に人もいません。そのような時、あなたは赤信号を無視して渡りますか??」
このような状況であれば、
あなたはどのような行動をとりますか??
赤信号だから・・・といって、止まりますか??
また別の例えもあります。
「散歩中、目の前の信号は青です。右左を見渡すと
何台かの車が走ってきています。あなたはこのとき、どのような行動をとりますか?」
このときは
「渡ります」ですよね。
しかし、この場合はどうでしょう??
「散歩中、目の前の信号は青です。右左を見渡すと何台かの車が走ってきています。ある一台は、交差点に差し掛かるにもかかわらず、速度を落とす気配がありません。運転席を良く見ると、運転手さんは目を閉じています。寝ているのでしょうか?気を失って
いるのでしょうか??
あなたはこのとき、どのような行動をとりますか?」
青信号だからといって渡りますか??
この例え話で何が言いたいのかというと
うらぞのの少し前のパンフレットにのっていた
言葉から拝借しますと、
「自分のことは自分で決める」
ことの大切さです。
中島らもさんの
「与えられ、許されたものだけを受け入れて・・・なんとも不思議だ」
私も不思議です。
中学生、
ましてや高校生で
親の言う事にすべて聞いているのは
いかがなものでしょうか??
また逆に
思春期の子どもに、
親の言う事が「絶対」と教え込む姿勢は
いかがでしょうか??
本当の自主自立・・・
なかなか答えが出ない難題ですが、
最近、よく考えることが多いです。