虎に翼にハマっているのですが、さらに先駆者的な女性の本に出会いました。リーゼ・マイトナー、核分裂を発見した女性科学者。
1878年ウィーンに生まれたマイトナー、それは、女性が大学に入ることができなかった時代でした。
1897年にオーストラリアの大学で女性が学ぶことを許されてから大学に入学。
女性であるがゆえの困難を乗り越えていく様子、第一次世界大戦後のドイツの困難な時期、ユダヤ人迫害の中、決死のドイツ脱出。
真摯に物理学に取り組んでいく姿勢にはただただ感嘆です。
岩波書店のHPに行くと、対象年齢中学生からの児童書の分類になっています。作者が児童文学作家だからでしょうか。
物理学者の物語ですが、大丈夫、文系の私でもバッチリ楽しめました。その一つの理由は著者マリッサ・モスのイラスト漫画。各章の最初に分かりやすくまとめられていて、本文理解の助けになります。
図書館で借りて読んだのですが、この感動を伝えたくてブログにしました。