数年前に、

自分の着物の整理をしていたところ

義理の母から譲られた羽織


地味な小豆色に

納戸色の唐草模様

アンティーク感漂う配色で

意外に素敵☺️

しかし丈も裄も短く仕立てられて

私には小さいのです🥲


『処分しちゃって良いから』と

預かる際に言われていたので


一度、縫い目を解いてみようと

取り掛かります。



唐草は好きです^ - ^


今どき無い配色



義理の母は今年で84歳

その母の親の物だと言う事なので

昭和始めの頃かその前あたりの物でしょうか。


まだ生地は使えそうですが、

解き始めると、糸は劣化しています。


どこから解いていけば良いのか

さっぱり分からず、

羽織の解き方などをネットで検索❣️


なるほど、裏地と表地を

まずは剥がす事からですね・・


手縫い仕立て

想像以上の丁寧な作り・・


2時間半かけてようやく

襟の部分と片袖の裏地を

外す事が出来ました。



襟は中の芯としてタスキのような布が入っていた・・

襟部分は幅がある布が折りたたまれていた😳




たかが裏地なんて思っていたら

ここまでで2時間半😫


ひっくり返してみても

糸がまったく見えない!

布を傷つけないようにそーっと

糸をほじくりながら解いていきます。


縫った糸に1ミリほど布をかぶせながら

縫った糸を隠すようにまた見えない糸で

縫われている・・🫣



黒い糸を隠すように布をかぶせ

白糸で閉じてある💦






裏から見たところ

虫食い穴を閉じたような補修の後があちこち

大事に使っていたのがわかります。




表を見ると、柄も合わせてあり

縫い目も最小限

布に対する愛情を感じます☺️


多分、家で作った物だとは思うけれど

現在にこんな丁寧な作り方をお店で

されていたら、

仕立て代も相当上がりそうな感じ🥹


和裁って凄すぎ・・💦


もう、本日は無理〜〜

集中力も下がり、

指先も痛くなったので

一旦、終了し明日に持ち越し・・


明日、頑張る😤