さいたま市岩槻区の釣上(かぎあげ)神明社で奉納される子供による土俵入りで、幼稚園から小学校6年生までの男児によるものです。
昨年(2013年)はあいにくの雨の中でした。
国が文化財の指定をしても、大人が伝統を守ろうと言っても、子供たちが「イヤだ」と言ったら続かないですから、子供による無形民俗文化財の存続は難しいですよね。
空気の冷たさにも裸足で歩く砂の感触にも、ビクビクしてる年少組。それでもいよいよとなれば、「ヤッコを踏む」といわれる、独特の歩き方で頑張ります。泣いているわけではありません。
室町時代末期には大人の相撲が奉納されていました。江戸時代の貞享年間(1684~1688)に初めて子供相撲を奉納したところ、神意にかなって火事、洪水、干ばつや疫病が起こらなくなり、村人たちは安泰に暮せたと伝えられています。子孫繁栄と村民の安泰を守る行事として続けられているのです。
年少の子供たちも食い入るように見てました。
釣上神明社(Google mapでは「神明宮」との表記)
さいたま市岩槻区大字釣上220
国際航業バス 東川口駅北口行
「バイパス釣上」下車