今回はキッチンの周りを片づけました。

うちでは、早く帰ってきた方が料理をしていたので(そして結婚後5年ほど夫の方が帰りが早かったりする)、必ずしも私の使いやすいキッチンではなかったのですが、まあ収納場所は知っているので問題なく使えていました。

しかし、これからは私が料理をする機会が増えると思われますので、「手を伸ばしてピョンと飛び上がって掴む位置にあるキッチンスケール」とか、「ご飯をよそうときに中を見るためには椅子に上らなくてはいけない高さにある炊飯器」などの微妙な不便さを改善したいなーと思いまして。


↓私からは中が見えない炊飯器
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今日は棚が来るので、炊飯器をそちらに移すのと、シンクの引き出しを片づけてキッチンスケールを移動させる作業を行おうと思っていました。


が、


先週、私が棚を注文したタイミングで、なぜか夫が圧力鍋を注文(@_@)ゆくゆくは味噌を作りたいんだとか。あわせて圧力鍋の収納場所も考えることに…。


ホームベーカリーにしろ鉄のフライパンにしろ5合炊きの炊飯器にしろ、ストウブの鍋にしろ圧力鍋にしろ、積極的に欲しがるのは私よりむしろ夫。

私はどっちかっていうと「今あるモノで、できることをすればいいや」という現状維持派。

ストウブの鍋を見に行ったとき、質問するのは夫、店員さんが説明するのは私…という三角関係が展開されたことを覚えています。

「なんでこの人、質問した人に説明しないんだろ?私別にいいのに」と思ってましたが、普通は妻のために買うと思いますよね…。

実際、パン焼きや煮込み料理は夫が良くやっています。そうすると必然的に私が副菜当番になるわけで、余計に普通の小さい鍋で用が足りてしまうことに。

クイジナートのミキサーだけは私が欲しがったのは、副菜当番ゆえにスープを作りたかったからかもしれない。うん。


そして私が母親学級から帰ってきたら、圧力鍋によって豚の角煮が出来上がっていました。慌てて菜の花を茹でてもらって、煮びたしを冷蔵庫から出して並べるなど。

作るってわかってれば冷凍庫のひじきとか解凍したのにさ。そして私が買っておいた豚バラの薄切り肉は、使われないまま…。

船頭が二人いると、こういうところでちょっと不便を感じますが、日常の生活は夫婦のどちらが「主担当」になってもまわせるに越したことはないと思います。


母が専業主婦だったので、若い頃は、「私もきっと、料理も家事もしない旦那さんと結婚して、私がメインで家事も料理も育児もやるんだろうなー」と思っていました。

ですが、自分で何でもできる夫と出会ってしまったことと、私の父も父業に就いてこそ「多忙につき家のことは任せきりの大黒柱」であったものの、学生の頃は一人暮らしで毎日バイトも家事も自炊も(月ごとに献立表を作っていたらしい)しながら、季節ごとに実家の家業の手伝いをしに帰省する生活の中で、卒業時にはかっちり資格を取得し就職していることを思うと、決して生粋の亭主関白タイプではなかったなーと。



なのでなので、たとえ私が料理家事育児をメインで担う機会が増えようとも、そこから夫を締め出すようなことは絶対にしないようにしよう、と思うのです。

衣・食・住、人が生きる上でたとえ誰と住んでいようと一人だろうと、持っているべき基本の生きる力。夫からそれを奪ってはならない…!!


まあ、私と夫と、どちらが料理が「好きか」といえば、間違いなく夫の方だと思うので、私が家事や料理に関して、自分のこだわりを前面に押し出しさえしなければ良い話ではあったりします。