安部公房の代表作ということで読んでみました!!

 

砂の女 安部公房著 新潮文庫

 

-罰がなければ、逃げるたのしみもない-

という題辞に面白そうだと思ったのですが・・・・・

 

どうも主人公の仁木順平と性格が合わないようで、イライラムキーさせられるwww

昆虫採集や砂の1/8m.m.という話はいいんですけど、穴から出られないってなった時がいつまでもゴニョゴニョ、ウジウジしてイラ~っとするんですよね。

私、性格が単純なので複雑な思考の主人公だと「いいから動け!」って思っちゃうのが原因ですw

更には砂の描写!!ものすごく精緻で的確なので読んでるだけで、口の中がざらついてくる・・・・あの不快感!筆者の筆力の賜物ですが、眉をひそめてしまう・・・。

 

ようやく、家を壊して梯子を作ろうとしたときあたりから面白くなってきます。何ですぐにこれをやらなかったの?って思っていましたがww

最終的に、逃げられる状況でも逃げなくなってしまう、奥深い話なんですけどね。順平苦手だわぁwww

 

主人公には感情移入できませんが、文章や文体の素晴らしさは私でもわかりました!

劇作家もなさっているそうで、途中で台詞のト書きのような部分があったり、あとは比喩が的確で豊富なのと、情緒的。確かに天才だと思う!!!って何から目線だよっポーンという感想を持ちました。ニヒヒ

砂という暗喩で、人間の社会を表現し筆者の感性で綴られているところに芸術性を感じますね。哲学っぽいw

(この記事を読んでいたおかげで、筆者の意図する砂の概念を理解しやすかった。)

ただし、40年も前の作品なので前半部分がやや冗長に感じられたのも確かです。

 

 

そして巻末のドナルド・キーンさんによる解説が本当に素晴らしかったですラブ

この解説の過不足無く簡潔に構成されている文章はさすがとしか言いようが無い!!

私にもわかりやすいようにまとめられていて素晴らしいグッニヒヒ

 

 

しかし、この年齢になったこそ自分なりの理解の仕方?納得する解釈?を得ることが出来ましたが、若い頃だったら絶対にわからなかったwww今だってこの解釈であってるのかわかりませんが、そもそも正解を求めるものでもないでしょうから、自分なりに楽しめれば良いですよねてへぺろ

 

次は「カンガルー・ノート」か「友達・棒になった男」を読んでみようかと思います。脛に貝割れ大根が生えるなんて設定が面白すぎるwww笑い泣き笑い泣き笑い泣き