EQWELチャイルドアカデミー主席研究員の浦谷です。

 

天才・アインシュタインはイメージをたくさん使っていたことで有名です。

 

1945年にジャック・ハダマートという数学者が全米の名だたる数学者たちに

 

「創造的な研究をする際に、どんな思考法を使っていますか?」

 

という質問を投げかけました。

 

 

その結果、ほとんどの数学者は、創造的な思考をする際には言語や記号を用いた言語思考ではなく、イメージを用いた視覚的思考をたくさん使っていると答えました。

 

 

その中にはアインシュタインの回答もあり、要約すると次のように書かれていました[1]。

 

 

「(創造的な思考をする際に)私はまず視覚的なイメージのシンボルを使って思考します。

 

 そのイメージによる思考で仕事を終えたら、それを一般的な言葉や記号に置き換える作業をします。

 

 すなわち、イメージで考えて、考えがまとまったら、最後にそれを言葉や数式に変換(翻訳)するということです」

 

 

同じく、

 

・ 形式論理学の創始者であるアリストテレス

 

・ 量子力学の生みの親であるマックス・プランク

 

・ フラクタル幾何学(数学理論)の提唱者であるイェール大学の数学者ブノワ・マンデルブロ

 

といった天才たちは、創造的思考における「イメージ力」の大切さを強調しています。

 

 

アインシュタインの死後、脳だけは特別に保存がなされ、多くの研究者がその特徴を調べました。

 

すると、アインシュタインは20代の男性よりも前頭葉の表面積が大きく、左右脳をつなぐ脳梁が太いことがわかりました[2]。

 

これはアインシュタインが言語とイメージでたくさん思考していたことを示しています。

 

 

また、左脳の下頭頂小葉という部分が大きかったこともわかりました[3]。

 

ここはイメージを意識的に操作する部位です。

 

これは、生前の手紙に書いていたように、イメージをたくさん動かして思考していたことを裏付ける内容だといえます。

 

アインシュタインをはじめとした天才たちは、イメージ力が高かったからこそ、その天才性を発揮できたといえるでしょう。

 

 

浦谷 裕樹 ☆彡

 

[1] 『右脳革命』 T.R.ブレークスリー(著)、大前研一(訳)

[2] Newton 別冊 『脳とは何か』

[3] 『イメージ脳』 乾敏郎

 

 

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