EQWELチャイルドアカデミーの浦谷です。
寝る前になっても部屋におもちゃがたくさん散らかっている。
その様子を見て、子どもに向かって
「ちゃんと片付けなさい!」
と声をかけたことはありませんか?
しかし、このような指示では、
片付け方がわかっていないと、
子どもは何をどうしていいかがわからず、
思考停止状態に陥ってしまうことも。
同じように、
「ちらかしちゃダメでしょ!」
「ちゃんと○○しなさい」
といった否定形や命令形の指示を出しても、
内容が漠然としているので、
子どもにはわかりにくいことが多いのです。
それよりも片付けの場合であれば、
「車はこの箱に入れようね」
と、片付ける場所を示しながら、
具体的に指示を出してあげましょう。
それが終わったら
「ぬいぐるみはこのカゴに戻そうね」
と、次にすることを具体的に指示します。
このように、スモールステップに分けて
具体的にしてほしい行動を順番に伝えることで、
子どもは今するべきことが明確にわかり、
行動に移しやすくなるのです。
落ち着きのない子や片付けができない子は
脳の実行機能の発達が遅いケースがあります。
そういった子どもは行動の切り替えが苦手なことが多いです。
わが子がなかなか行動を切り替えられない場合は、まず
「もうご飯だから、10数えるうちに遊びをおしまいにするよ。
10数えるまでにおしまいにできるかな?」
とゲーム感覚で遊びを終えるように言葉かけをします。
子どもが遊びを止めたら、
「じゃあ、次はおもちゃをカゴに戻そうね」
と、前述の方法で具体的にしてほしい行為を伝えます。
「今していることを止める
→ 次することに注意を切り替えて、行動に移す」
を一つ一つ具体的に指示しながら導いていく、ということです。
夢中力を伸ばし、才能を育むには
夢中になっていることを
「しばらく続けさせてあげること」
がポイントですが、
約束の時間がきてもなかなか切り替えられない場合は、
この方法を用いるといいでしょう。
夢中力と切り替え能力は相反するようですが、
切り替え能力は、処理能力や生活力を
身につけるためには必須の能力です。
ですので、両方ともバランスよく幼少期に
育んでおきましょう。
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最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。(浦谷 裕樹)