自社大工で工事する不動産会社       (有)浦田工務店のブログ

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下請けの工務店で工事する不動産会社ではなく、必ず『自社の大工』で工事する不動産会社。不動産・建築業界の数ある摩訶不思議を省く会社。

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100年住宅、200年住宅・・・ウチの家はこれだけ長持ちします!!!

※『ただし、当社規定の定期的なメンテナンスを行う場合に限ります』

 

 

コレをうたい文句に広告を出している会社ありますが、こんな会社ほど信用できませんよ!と声を大にして言いたい。

 

 

100年耐久させた家を建てた事、たったの1度もないのに。

 

 

そもそも、そんな家を建てた事ない会社が100年住宅とか200年住宅耐久しますって言う事自体がおかしいと思いませんか?

 

 

実際に100年耐久する証拠なんて一つもありません。

 

 

本当に何年耐久するかは家の住み方によっても変化しますし、定期的なメンテナンスをするしないや、メンテナンスする方の技術や知識があるかどうかも問題だし・・・

 

 

私なりにお客様から家って何年もつの?と聞かれた時の、私なりの見解でこう答えています。

 

 

木が腐らなければ何年でも持ちます。適切な時期に点検と補修、補強を繰り返せば、半永久だと私は考えています。と。

 

 

実際、世界最古の木造建築物は法隆寺で、そこで使われている木は年輪年代測定の結果、西暦594年頃に伐採されたモノだと言われています。

 

 

もちろん補修・補強など繰り返していますが、構造上重要な部分の樹が、当時の建築技術で1500年近く耐久しているワケです。

 

 

今現在、当時の建築技術より数段上の技術と知識を持ち合わせているワケで、であるなら私達のような建築業者は、築1500年以上耐久する家を建てるべきで、100年とか200年とかアホかと思っています。

 

 

お客様がコレで食い付くと思っているんでしょう。

 

 

各会社はお客様に何で100年住宅と言えるのと質問された時に、言い返す営業トークは当然持ち合わせています。

 

 

色んな営業トークがありますが、結局は上の小さい字で書いてある、定期的なメンテナンスをして頂ければ・・・という所に行き着くハズです。

 

 

どの時期にどの補修が必要で、いくらかかるのか絶対に誰にもわかりません。(定期的に交換、補修が必要なモノを除いて)

 

 

ソコを付いて、当社規定のメンテナンスを有料で受けて頂ければ100年・200年保証しますよ。と。

 

 

しかもその定期的な点検を受け、補修の見積もりを取ったら莫大な見積もりが・・・とかだって可能性あるワケです。100年保証の縛りがあるばっかりに・・・・・

 

 

逆にしなければ保証はしませんよ。と。

 

 

私の言いたい事わかって頂けましたでしょうか?

 

 

つまり、必要時期にメンテと補修をすれば半永久に持つのは当たり前なので、100年・200年保証とか、あってないようなモノ

 

 

 

それを100年200年住宅って・・・私からしたら詐欺レベル。

 

 

そんな事言ったら、私だって法隆寺より長持ちさせられる自信が実際にあるので、2000年住宅!!!とか言いたいです。

 

 

スグに公正取引委員会からお呼びがくるハズ。

 

 

100年・200年がOKで2000年がアウトとか意味わからん・・・

 

 

この話をさせて頂いたのは、築80年の京町家を再生・リノベーションさせて頂いたので、日頃から100年耐久するなんて当たり前なのに・・・と考えていたので、いい機会だと思いブログに書き留めておこうと。

 

 

仕上がり写真や工事中の話などは次回にさせて頂きます。

 

 

 

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