朝、リビングに行くともうばあちゃんが起きてた。

ばあちゃんよりも早く起きたつもりだったのに・・・・。

朝ご飯もテーブルに用意されていた。

ばあちゃんは何か楽しそうに書いていて私に気がついてない。

 

「おはよ。よく眠れた?何書きよるん?」

 

《咲ちゃん、おはよ。疲れとったけぇぐっすり寝れたよ。これはねぇ・・・・》

 

ばあちゃんはニコニコしながら書いてたものを見せてくれた。

 

(准君喜んでくれるかなぁ?)

 

《准一さんには内緒にしとってよ?昨日は咲ちゃんを驚かせたけぇ、今日は准一さんを驚かせようと思って。》

 

「分かった。どんな反応するか楽しみやね。」

 

ばあちゃんはお弁当と書いていたものをなぜかビニール袋に入れた。

 

「お弁当包むのやったらあるよ?何でビニール袋に入れるん?」

 

《だって手作りのお弁当ってばれたらいけんのかなぁって思ったけぇ。やけぇ、入れ物もプラスチックのやつがあったけぇそれにしたんよ。》

 

ばあちゃんなりに気を使ってくれてた。

 

「今日はグループの仕事って言いよったけぇ、別によかったんやけど。でも、ありがと。」

 

《准一さんとのこと他の人は知っとるん?》

 

「うん。」

 

《そうなん。じゃぁ、お弁当箱に詰め替えようか。》

 

「いいよ。せっかく詰めてくれたんやけぇ。」

 

《そう?あ!准一さん、おはよう。》

 

『おはようございます。』

 

振り返ったら寝癖の付いた頭を掻きながら彼が笑ってた。