坂本君に呼ばれて彼女の傍に行くと・・・。
『タコちゃん・・・・。』
顔を真っ赤にしてニコニコした彼女が・・・タコちゃんがいた。
さっき残ってたのはノンアルコールじゃなくて健くんの口に合わなくて残してたお酒だった。
〔咲さんも健と一緒に休んだ方がいいんじゃない?〕
『休んでくる?』
「わたしは休みませんっ!だいじょぶでしっ!」
彼女の顔を見る限り、全然大丈夫じゃない。
『タコちゃんさぁ、一回健君の隣に座ってきてよ。』
「え?なんで?」
『いいから。ちょっと座ってきて。』
「じゃぁ、行ってくる!すぐ戻ってくるからぁ!」
『いってらっしゃい。』
彼女はまたテーブルに足をぶつけながらソファーに座った。
暫く見てても彼女は戻って来ない。
(・・・寝たな。)
〔咲さん飲ませない方がよかったんじゃない?〕
『いいよ。楽しそうにしてたから。ここに人が来ることがあまりないから嬉しそうだったし。』
〔昨日から準備してたって言ってた。健がまずいって言ったらどうしようって心配してたけど、全部美味しかったよ。〕
『何で健君の事気にしてたんだろ。』
〔もし、健の口に合わなかったらお前のイメージが悪くなるからだってさ。お前って幸せ者だな。〕
また俺の事を気にしてる。
料理が上手く出来なかったら自分の印象が悪くなるって普通は思うはずなのに。
彼女はいつも自分より俺の事を考える。
健君の言ってることも合ってるのかもしれない。
『本当に俺は幸せ者だと思う・・・。』
彼女の所に向かうと・・・・。
(健君・・・。)